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2006年1月11日号(毎週水曜更新)

イスラエル・シャロン首相倒れる

 3月に迫ったイスラエル総選挙で続投を目指していたシャロン首相が4日、緊急入院したことは同国政界に激震となって伝わった。政治復帰は困難との見方が強く、中東和平の行方に大きな影響がでる可能性がある。
 シャロン氏が旗揚げした中道政党カディマは、ヨルダン川西岸の主要なユダヤ人入植地の堅持を掲げながらも、パレスチナ独立国家の樹立を容認、国境線画定による紛争の最終決着を目指している。和平に意欲的な姿勢が、ノーベル平和賞受賞者の元首相、ペレス氏はじめ多数の国民を引きつける原動力となってきた。
 シャロン氏は昨年夏、右派の反対を押し切り、38年間のパレスチナ占領史上初めてとなるガザ地区などのユダヤ人入植地撤去を断行。
 米国を含む国際社会は、シャロン氏に和平の推進役を期待していただけに、今回の緊急入院という事態に衝撃を隠せない。ブッシュ米大統領は「イスラエル国民とともに憂慮を禁じ得ない。回復を祈る」といち早く懸念を表明した。
 シャロン氏の個人的人気に支えられてきたカディマの勢いがそがれることは確実。パレスチナ強硬派がそろうリクードが攻勢に転じることも予想され、各党間の駆け引きが激しくなることは必至だ。  
 

[読売新聞(1月5日)より引用]


「新たな人材に期待」
大学教員 服部 圭介(28歳)
彼の過去の経歴はともかく、近年の中東和平への彼の努力と貢献は認めなくてはいけ ない。そんな彼の政治復帰が絶たれてしまうとするなら、また中東に暗い影が落とされる可能性すらある。高まる右派勢力を抑え、今後も和平路線をとる人物が現れることに期待。

「政治家と健康」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
小泉さんがイスラエル訪問を中止したでしょ。我々が入院なんてしたら、関係各位が見舞いに来てくれたりするが、マスコミ各誌も首相でなければシャロンにあらずみたいな報道をする。健康で活躍できなければ存在を否定されるのって悲しいね。小泉さんも見舞いに行けばいいのに。

「混乱の後に生まれるもの」

派遣社員 前田 智美(25歳)

もし今小泉首相が脳卒中で倒れたら?という不謹慎なことを想像してみた。人間一人の命には限りがあるもの、有能な後継者を育てておくのも政治手腕の1つだな、と思う。歴史上、後継者争いの局面が大革命のきっかけになる事が多い。今後に注目。

「世界平和への影響力」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

病魔によって世界の平和が脅かされる…世界でも「最も倒れたら困る人」が倒れてしまったのは極めて残念です。中東の平和路線継続を望むと共に、感じるのが「1人の人間」が世界に与えられる影響力の大きさです。驚嘆し、尊敬します。回復・復帰を切に願います。

 

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