米下院農業委員会のグッドラッテ委員長(共和党)は31日、特定危険部位の混入判明で日本が米国産牛肉の輸入を再停止した問題で、貿易が早期に再開されなければ「(日本は)米議会の極めて劇的な反応に直面するだろう」と述べ、経済制裁措置の発動を検討する可能性を示唆した。
牛海綿状脳症(BSE)問題で訪米している日本の民主党議員団と会談後、記者団に語った。
同委員長は「ブレーキ故障がいくつか見つかったからと日本車の輸入を全面禁止するようなものだ」と日本政府の決定を厳しく非難。有権者や議会は「忍耐を失いつつある」として日本に迅速な対応を迫った。
日本が1月20日に再停止して以降、米議会の不満が表面化するのは初めて。貿易再開前の昨年10月には制裁法案が米上院に提出されている。
[共同通信(2月1日)より引用]
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