点数化ニュースサイト
2006年2月8日号(毎週水曜更新)

偽パト乗って“取り締まり”

 覆面パトカーをまねた改造車に乗り、警察官を装って免許証提示を求めたとして、神奈川県警緑署は、横浜市緑区内の警備員の男(34)を道路運送車両法(保安基準)違反と軽犯罪法違反(官名詐称)の疑いで、近く書類送検する。
 男は「警察官になりたくて千葉、神奈川両県警の採用試験を受けたが、受からなかった」と供述。自分で作ったとみられる「警察手帳」や本物の制服も持っていた。
 調べによると、男は昨年9月上旬、横浜市旭区で、制服警察官の姿をし、覆面パトカーのように改造した乗用車を運転。天井から赤色回転灯を出し、後続車を止めたうえ、運転者に免許証を見せるよう要求した疑い。
 男は免許証の提示を受け、「注意」しただけで走り去ったといい、事情聴取に対し「後ろからあおられたので注意した」と供述しているという。
 同署は昨年11月、「回転灯をつけた不審車が止まっている」と住民から通報を受けて捜査。改造車のほか、男の自宅から警察の制服と模造品の制服計3点、偽造された警察手帳などを押収した。
 改造車は、助手席用のバックミラーや速度測定装置に似せた部品なども取り付けられ、交通取り締まり用の本物の覆面パトカーそっくり。本物の制服について、男は「ネットオークションで買った」と話しているという。
 警察手帳は「自分で作った」と供述している。  
 

[読売新聞(2月2日)より引用]


「憧れ過ぎ」
大学教員 服部 圭介(28歳)
警察官の権威を犯罪に利用するわけでなく「ただ注意しただけ」。この人の警察官への憧れの強さが垣間見えます。きっと試験に受かっていたら働き者のよい警官になれたでしょうね…。ただ、エスカレートするまえの早い段階でおさまったのは良かった。

「為せば成っただろうに」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
趣味が高じて……というやつですね。しかし、後ろからあおる車を注意するのに、制服から改造パトカーまで用意するのは、手が込んでいると言うか、もはや体を張ったギャグです。その執着心を持っていて、なぜ採用試験に合格できなかったのだろうか。

「倫理観の欠如」

大学職員 石井 涼子(26歳)

想像するに幸せそうな生活だ。オンタイムは警備員で妄想、オフタイムは警官ごっこで妄想。一度この快楽をかみ締めてしまうと、何度逮捕されても抜け出せないように思う。蒐集癖はいつの世にもあるもの。やはり今足りないのは、倫理・道徳なのかも知れない。

「趣味が高じて?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

警官コスプレで逮捕…34歳なのに悲しいです。こういうアブナイ人を、ちゃんと「試験に落としている」ことにちょっと安心します。マニアも度を過ぎると犯罪になるのですが、最近のメイドやらコスプレを見るに、暴走する予備軍は日本に山ほどいるので、心配になります。

 

ニュース関心度合計(/20)


服部
浅羽
石井
高橋




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

対日経済制裁の検討示唆

消えるフィルムカメラ、さよなら特需
偽パト乗って“取り締まり”
メガネブームが本格派の兆し?
バンダイ、3万円のライダーベルト発売

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー