トリノ冬季五輪に参加している日本選手団の遅塚研一団長(日本オリンピック委員会=JOC=常務理事)は14日、メダル5個に設定した今大会の目標について「5つと言い続けたが、ちょっと厳しいかなというふうに思う」と、達成は困難との見方を示した。
日本の有望種目は序盤に固まっていたが、大会第5日が終ってもメダルなし。遅塚団長は「(ジャンプの)原田の失格やスノーボード・ハーフパイプ男子の全員予選落ちなど、予想にないようなことが起きている」と分析した上で、「希望は捨てていない。まだ、メダルの可能性を信じて競技する選手はたくさんいる。ラッキーボーイ的な選手が出てくれれば」と今後の日本選手の奮起に期待を寄せた。
日本は冬季五輪で、1980年レークプラシッド大会から7大会続けてメダルを獲得している。
[時事通信社(2月15日)より引用]
|