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2006年3月8日号(毎週水曜更新)

防犯ボランティア急増

 通学路のパトロールなどをする住民の防犯ボランティアが昨年末現在で1万9515団体に上り、前年同期比約2.4倍となったことが27日、警察庁のまとめで分かった。このうち、子供の保護者による団体は約4.2倍の2762団体と急増しており、小学女児殺害など相次ぐ重大事件による防犯意識の高まりが背景にあるとみられる。
 同庁によると、全体の構成員数は約2.3倍の約119万4000人。町内会や自治体による団体(1万366団体)が全体の53.1%で最も多く、保護者の団体は14.2%だった。
 月平均の活動日数は、「3、4日」(20・2%)が最多で、次いで「20〜29日」(19.9%)。「毎日」は8.8%だった。
 前年は「1日」が33.9%で最も多く、「毎日」は5.9%にとどまり、活動が活発化している傾向がうかがえる。
 活動内容(重複回答可)は、徒歩での防犯パトロールが80.7%、通学路での子供の保護・誘導が65.7%。警察と活動している団体は45.7%だった。
 都道府県別では、埼玉が1487団体増加したほか、大阪(1102団体増)、兵庫(985団体増)、東京(883団体増)などで増加が目立った。  
 

[毎日新聞(2月27日)より引用]


「地域社会のつながりを」
大学教員 服部 圭介(28歳)
子供を標的とした物騒な事件がとりだたされる昨今、自然発生的に生まれたこういった民間の活動は、官(警察)の活動への不信感が背景にあるのかもしれません。こういう活動を契機に、失われつつある「地域社会のつながり」を再建できればと期待します。

「意識するだけで効果あり」
葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(33歳)
先日ある町にいると、夕方子供の下校時刻を報せる放送が流れ、地域住民の防犯協力を促していた。なんとなく下校する子供に目が行く。少なくともその瞬間は防犯力がアップしたことになる。その瞬間が重なれば、放送ひとつで大きな効果になると感心しました。

「地域参加はやはり重要」

大学職員 石井 涼子(26歳)

子育てがしやすいかもと思い今の職場を選んでみたのですが、所詮はサラリーマン。子供の帰宅時間には帰宅できず。下校からママを待つまでの子供だけの数時間は、居住地域の安全性に期待するしかない。薄れつつある町内会の存在が立派に見えるこの頃。

「地域の持つチカラを」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

子供が登校中に襲われたり…本当にやるせない。ボランティア活動も含め「街の自浄能力」を高める意識を皆が持つのは良いことかと。昔ながらの地域コミュニティとかも出来て、都会の隙間みたいなものが無くなっていけば…犯罪も減るかもしれないですしね。

 

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