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2006年3月29日号(毎週水曜更新)

献血拡大に新趣向

 献血離れに歯止めをかけようと、東京都内の日本赤十字社の献血ルームで、あの手この手のサービスが行われている。
 “メード”によるハンドマッサージもあれば、毛髪診断や手相占いもある。少子高齢化の影響で献血者が減少する恐れもあり、日赤本社でも、リピーター増加に向け対策に乗り出している。
 「ご主人様、お帰りなさいませ」。深緑色のワンピースに白いエプロン姿の女性が、献血を終えた人の手のひらを約10分間、もみほぐす。女性は地元のフットケアサロンの従業員。「メードカフェ」が話題の土地柄であることを生かし、JR秋葉原駅近くの「アキバ献血ルーム」が今月限定で行っているサービスだ。
 「そこまでやるのかという声もあった」(同献血ルーム)というが、平日の献血者は休日の半分にも満たないため、月、水、木曜日の先着10人の“特典”として導入に踏み切った。
 メード姿の女性を見て驚く人もいるが、献血後、ハンドマッサージを受けた団体職員の井上圭三さん(44)は、「“アキバ”らしくておもしろい」。
 新宿駅近くの新宿東口献血ルームでは数年前から、ネイリストがマニキュアを塗るサービスや、日本毛髪科学協会の専門家が、髪の毛の手入れ方法をアドバイスする「毛髪診断」を取り入れており、今やすっかり定着。昨年からタロットや手相占いを始めた有楽町献血ルームには、占いのある曜日に合わせて献血に訪れる人もいるという。
 しかし、献血離れは深刻だ。1993年に年間721万人だった献血者が、2003年には562万人に減少。30歳未満に限ってみると、献血者全体の約47%(93年)から約35%(03年)に落ち込んでいる。
 日赤本社でも事態を深刻に受け止めている。今後5年間で、年に複数回の献血を行うリピーターを、現在の93万人から120万人に増やすことを目標とし、リピーター向けHPで会員登録をした人が、各血液センターで医師や保健師による健康相談を受けられるなどの特典も導入する。
 日赤では「大事故や災害の発生など、血液の需要は日々動いている。平日の献血者の確保と、献血に対する意識が高いリピーターを増やすことで、安全な血液の安定供給につなげたい」と期待している。  
 

[読売新聞(3月23日)より引用]


「注射以外で!」
派遣社員 前田 智美(26歳)
メードはともかく、マニキュアや占いはかなり惹かれます。ただ・・注射がホント無理!!大人でも注射がダメで献血行けないという私みたいな情けない人は結構いると思うのですが、そういった人たち向けに、注射以外の手段で血を抜く方法があればうれしいです。

「大学生のときの趣味」

フリー調査業(弁護士補助) 田中 教之(29歳)

熊本市の献血ルームも一新し、ほんとうに素敵な献血ルームになっています。私自身、大学生ときから献血マニアで、頻繁にいっていました。ひとまず、暇があったら献血しながら仮眠。献血ってなんとなく良いコトした気分になるんですよねぇ。自己満足ですが。

「意外と謎な仕組み?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(31歳)

ふと調べました、献血のビジネスモデル。なるほど…赤十字社のイチ事業で国営じゃない。で運営費は献血を医療機関に売って年間1000億円!人々の善意をお金に変え、イチ団体で管理する…一歩間違うと不正温床のパターンなので、気をつけてくださいね。

 

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