中国の通常兵器輸入総額が2001−05年の合計で133億4300万ドル(約1兆5600億円)と世界最大だったことが23日までに、スウェーデンのストックホルム国際平和研究所(SIPRI)がまとめた最新推計で分かった。中国は年別でも04年、05年と2年連続でトップだった。
中国は国防費の実態が不透明と批判される中、日本や米国が懸念する急速な軍事力増強が数字で裏付けられた。特に早期警戒機や対空ミサイルの購入を決めるなど、航空戦力強化を重視していることをうかがわせた。01−05年合計は、中国の次がインドで、原油高によるオイルマネーで潤う中東諸国もここ数年で台頭。世界の兵器輸出市場は3年連続で拡大した。
[共同通信(3月23日)より引用]
|