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2006年8月23日号(毎週水曜更新)
 

長野県知事選、田中氏敗れる

 任期満了に伴う長野県知事選は6日投票、即日開票の結果、無所属新人の元自民党衆院議員の村井仁氏(69)が、無所属現職の田中康夫氏(50)を破り、初当選を果たした。投票率は65・98%で、前回選挙より7・80ポイント下回った。
 「脱ダム」宣言や新党日本代表就任など独自の政策や言動で注目を浴びた2期6年にわたる田中県政の是非が問われた。2002年の再選後も県議会との対立は全く解消されず、旗印としていた県政改革でも行き詰まりが目立ったことで、有権者の間に“田中離れ”が急速に進んだことを示す結果となった。
 前回選挙で82万票余で圧勝した田中氏の得票は約53万票にとどまり、村井氏に約8万票差を付けられた。前回は大差で制した長野市や松本市で敗れたほか、強いとされた県東部や南部での得票も伸び悩んだ。
 村井氏は「県民のかなりの方々が田中県政を支持している現実を認め、(田中氏の)理念を大切にしていかないといけない」と強調した。
 田中氏は支持者へのあいさつで敗因には言及せず、「この6年間で私たちの営みは信州にとどまらず、日本の未来を形作る上で、提案だけでなく実践もしてきた」と述べた。
 共同通信社が実施した出口調査によると、前回選挙で田中氏圧勝の原動力となった無党派層からの支持では、村井氏と二分した。
 村井氏は自民、公明両党から県連レベルで推薦を得るなど徹底した組織選挙を展開。田中県政で悪化した市町村長との関係改善を図り、一層の市町村への権限と財源の移譲を訴えた。
 田中氏は政党の推薦を受けず、無所属で立候補、共産党県委員会からの支援を受けた。財政再建や就学前児童の医療費無料化などの行政実績を強調。「県政を後戻りさせてはいけない」と支持を求めたが、後援会の離反が相次いだほか、告示直前の大雨災害への対応に追われるなどして厳しい選挙戦を強いられた。

[スポニチ(8月6日)より引用]


「潮時」

大学職員 石井 涼子(27歳)

そろそろ潮時だと思っていました。引退後の身の振りが気になるところですが、奇抜な田中さんなので、県庁の舞台裏を描いた暴露的小説を書いたりしませんかね。ただ、執政に有言不実行な事が多かっただけあって、その小説が出たとしても信憑性に欠けますが。

「県民への姿勢がなかった」

大学院生 田中 教之(30歳)

最近の田中知事は?という言動が多かったようにも思います。特に新党の党首になったときは、全く理解できませんでした。個人的に、県知事が全国区の政党の党首になることで、県民の不信感を招いたのも、敗戦の理由だと思います。出直しを期待します。

「康夫ちゃん、お疲れ様。」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

古い体質の議会の中で、大奮闘してましたよね。後任の村井さん、知事室のガラスは外すそうです。都合の悪い事でもあるの?なんて意地悪を言ってみたり。長野県民ではありませんが、古い体質に後戻りはしなければいいな。

「創造」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(35歳)

田中氏の功績は破壊だと思う。行き詰まる政治システムの破壊に民衆は期待した。ただ、より良い創造がなければ、既存のシステムを壊した意義がない。知事交代は更なる破壊を余儀なくする。村井氏が掲げる地道な手段が、何を創造するかに注目したい。

 

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