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2006年8月23日号(毎週水曜更新)
 

根室沖で漁船銃撃1人死亡

 北海道根室半島沖の北方領土・貝殻島付近で十六日午前四時すぎ、根室湾中部漁協所属のカニかご漁船、第31吉進丸=四・九トン、坂下登船長(59)、根室市温根沼=がロシア国境警備庁の警備艇から銃撃を受け拿捕(だほ)された。乗組員の盛田光広さん(35)=根室市=が頭部に銃弾を受け死亡した。ほかの三人は無事だった。漁船は国後島に向けて連行されている。
 ロシア側は、再三の停船命令に従わなかったため威嚇射撃したとしている。
 北海道によると、現場のロシア側海域ではカニ漁は禁止されており、八月に入りロシア側から違法操業について要望を受け、漁協などに注意するよう指導していた。
 第一管区海上保安本部(小樽)によると、北海道周辺で日本船がロシアの警備艇に銃撃されて死者が出たのは一九五六年十月以来という。
 政府は午前九時半、首相官邸の危機管理センターに情報連絡室を設置。ロシア側に抗議し、乗組員の即時解放を要求した。
 坂下船長と盛田さんのほかの乗組員は、いずれも根室市の川村昭充さん(29)、紙屋春樹さん(25)。
 一管本部によると、坂下船長は過去に拿捕されたことがあるという。
 ロシア側の説明によると、十六日午前三時四十五分ごろ、歯舞諸島の水晶島に向け航行している吉進丸を発見した。点灯や国旗の掲示をせず、呼び掛けにも応答しなかったため、自動小銃で威嚇射撃し、同四時十分ごろ、貝殻島付近で停止させたという。
 一管本部などによると、吉進丸は十六日午前零時ごろ根室半島の花咲港を出港、同日午前十時ごろに戻る予定だった。
 貝殻島は北方領土の歯舞諸島にあり、周辺はロシア側に入漁料を支払って操業するコンブ漁が盛ん。根室海上保安部が巡視船などを現場海域に向かわせ情報収集している。

[産経新聞(8月17日)より引用]


「身近に感じる北方領土」

大学職員 石井 涼子(27歳)

こういう事件を通して始めて北方領土問題を認識する。私が生きている間に領土問題は決着されるのか、期待は薄い。親友の実家が同じように太平洋側で漁業をしている。興味本位は良くないが、北方領土周辺の漁業がどんな状況なのか、一度訪ねてみたいと思った。

「立場が変われば」

大学院生 田中 教之(30歳)

故意に密漁したのであれば、しょうがない。ただし、殺害するまで強行に行うのはどうかと思います。他に方法がなかったのか。韓国の密漁船を海上保安庁が銃撃した場合、どれだけの反発があるか容易に想像できます。日本の寛容さがあらわれた場面でした。

「厳しい現実。」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

漁獲高激減で、違法操業が増えているのだそう。日本側の監査機関がしっかりしていれば、無くなるのだろうか?露側の話だと、非があるのは漁船だけのようだが、経緯はどうであれ、一人の命が奪われたのは事実。亡くなられた方の、ご冥福をお祈り致します。

「日本人と根室漁師」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(35歳)

根室の海岸には、雄大な風景の中、過激な言葉で領土返還を訴える看板が目立つ。根室が体験してきた歴史や感情と、我々が認識している日露関係の間には明らかなズレがある。失われた命はズレの向こう側にある。目を凝らし手を伸ばし、彼らの不条理に触れたい。

 

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