JTBは、今秋(10月1日〜11月30日)の旅行動向をまとめた。それによると、アンケート調査対象の57・1%が旅行を計画。好調だった夏に続き、旅行需要が旺盛なことが明らかになった。
それによると、「秋に旅行を計画している」と答えた人は全体の57・1%。うち海外6・4%、国内36・9%、日帰り13・9%だった。「夏に旅行した」と答えた人の割合(61・8%)は下回ったものの、景気回復を背景に旅行需要が堅調なことが伺える。
ただ、夏に海外旅行をした人の17・4%が「秋にも海外旅行に行く」と答えた一方で、夏に旅行しなかった人の58・4%は「秋にも行く予定がない」と回答。海外旅行を頻繁にする人と、しない人との二極化傾向が目立つ。
同行者は「配偶者と2人で行く」が36・5%でトップ。「友人・知人と行く」は27・2%、一人旅は12・1%だった。子供を含めた家族旅行は少数派にとどまっている。
同社の9月16日時点の販売状況をみると、海外ツアーの行き先は欧州が前年同期に比べ19%増と人気。そのほか、反日デモなどで日本との関係が悪化している中国が85・8%増、韓国が25・6%増と人気回復ぶりが目立つ。国内では北海道や九州などの遠距離が、夏に引き続き高い人気を集めている。
アンケートは、インターネットを通じて9月7日〜12日に行われた。有効回答者数は20歳から99歳までの1731人。
[フジサンケイ ビジネスアイ(9月28日)より引用]
|