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2006年10月11日号(毎週水曜更新)
 

蚊の羽音発生装置が受賞

 人を笑わせる研究で科学への関心を高めた功績に贈られる「イグ・ノーベル賞」の授賞式が5日、米ハーバード大で行われた。平和賞には、高周波数の不快音を出す装置「モスキート(蚊)」を発明した会社経営の英国男性が選ばれた。
 この音は10代から20代前半には耳障りだが、20代後半以上の人は聞こえないか気にならない。生徒は聞けても教師は気付かないため携帯電話の着信音に使われ、米英の若者に人気が高い。
 賞は計10部門に贈られ、音響学賞は「黒板をつめで引っかく音をなぜ人間は嫌うかの実験」、鳥類学賞は「キツツキはなぜ頭痛にならないかの証明」が受賞。数学賞は「グループ写真で誰も目を閉じていない写真を撮るために必要な撮影回数の計算」、物理学賞は「乾燥スパゲティを曲げると2つより多く折れてしまうことが多いのはなぜかの考察」がそれぞれ選ばれた。

[産経新聞(10月6日)より引用]


「なぜ“平和賞”?」

印刷会社営業 高尾洋一(34歳)

そういえば最近、蚊の羽音って聞かなくなりました。住宅は密閉度が高まり、蚊の入ってくる隙間もありません。なんとか侵入しても、電子蚊取りが四六時中ついてますしね。快適な生活とひきかえに、あの懐かしい音を忘れてしまった、そんなアナタにこの装置を。

「実用」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(35歳)

蚊の羽音は人の生活に多大な影響力を持つ。これが市場で携帯電話の着信音として人気を博しているというのが面白いですね。実用化してしまう社会のパワーを感じます。目覚まし時計にも使えそうです。目覚めは確実でも、最悪な寝覚めになるでしょう。

「その先に見えるもの」

大学教員 服部 圭介(29歳)

一見「馬鹿げた研究」に思われるものでも、研究者はおそらく真剣に取り組んでいるのだと思います。そして一般人が笑ってしまうだけのこれらの研究結果の先に、彼らは無限に広がる可能性を見いだしているのだと思います…いや、そう思いたい(笑)。

 

ニュース関心度合計(/20)


高尾
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浅羽
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服部
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