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2006年11月15日号(毎週水曜更新)
 

ポータビリティ、序盤はKDDIがリード

 携帯電話の番号継続制の序盤戦は、下馬評通りKDDIの「au」がリード−。携帯電話各社がまとめた10月末の契約数のうち、10月24日に開始した番号継続制に伴う転入・転出状況が8日、明らかになった。それによると、KDDIが差し引き9万8300件の純増だったのに対し、NTTドコモは7万3000件の純減、ソフトバンクモバイルも2万3900件の純減と、音楽機能で優位に立つauが序盤戦を制した。
 ソフトバンクは、新料金プランを打ち出して大々的にアピールしたが、制度開始直後の週末に起こしたシステムトラブルで、最初からつまずいた格好だ。
 ただ、同社は11月1〜7日では転入が増えて転出が減った結果、差し引き7100件の純減と減少幅が縮まっていると強調。ドコモも「来週以降、年末に掛けて投入する新端末で転出に歯止めが掛かる」(広報部)としており、11月以降も、激しいシェア争いが展開されそうだ。
 一方、電気通信事業者協会が8日、発表した10月末の契約純増(継続制以外の新規契約・解約も含む)台数でも、KDDIが20万0600台と3カ月連続の首位をキープ。NTTドコモは4万0800台、ソフトバンクは2万3800台にとどまり、KDDIが他の2社を大きく引き離した。

[時事通信(11月8日)より引用]


「若者の心を読む」

IT系 平田 万貴(30歳)

気に入った物にはお金を出しても構わないという最近の若者にとっては低料金よりも音楽機能の方が重要なポイントだったようだ。ソフトバンクがKDDIに勝つことが出来なかった要因もいわゆる目の付け所だった気がする。これからのシェア争いも興味深いものになりそう。

「先手必勝?」

葬儀関連派遣社員 浅羽 祐治(35歳)

同じサービスを共有するコミュニティ性が、ハードの各機能よりも大きな意味を持つ携帯電話。それだけに先手を取った会社が有利になる。先手を巡って消費者もマスコミも大騒ぎしたが、結局は誘惑に負けず、動向を見据えて待った消費者が勝つような気がします。

「通話料ゼロは魅力的」

大学職員 石井 涼子(27歳)

テレビであれだけ騒がれていても携帯契約総数9千万台に比べればポータビリティで動いた人はごく少数。1年後には下克上になるのだろうか・・・。12月からこよなく愛するモバイルsuicaがSBでも使えるようになるし、通話料ゼロならSBに乗り換えたい。

「『予想外』の無関心」

大学院生 田中 教之(30歳)

新制度スタート直前に、SBが「予想外」にやってくれましたね。これで、価格戦争は事実上なくなりました。KDDIがリードとはいえ、たいした結果はでていません。あんだけ広告費を使ったのに。業界各社だけが盛り上がって、一般消費者は関心がなかったんです。

 

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