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2007年1月24日号(毎週水曜更新)
 

法務省、交通事故の罰則強化へ

 長勢甚遠法相は19日の閣議後会見で、交通死傷事故について、新たな罰則規定を設ける方針を明らかにした。刑法の業務上過失致死傷罪は、法定刑の上限が懲役・禁固5年だが、同省は自動車運転による過失致死傷の罰則を同7年に引き上げる方向で検討をしている。来月の法制審議会に諮問し、答申を得た上で通常国会に関連法案を提出する。
 「アルコールの影響などで正常な運転が困難な状態」や「故意の信号無視」などによる悪質な交通事故に対しては、01年12月に危険運転致死傷罪(死亡時懲役20年以下、負傷時15年以下)が導入された。しかし、適用の要件が厳しいため、交通事故の被害者や遺族らから不満が出ており、業務上過失致死傷罪や道路交通法違反の刑との差が大きすぎるとの指摘もあった。
 こうしたことから警察庁は先月、飲酒運転やひき逃げの罰則を強化する道交法改正試案をまとめた。法務省も、自動車運転による過失致死傷の罰則規定を特別に設け、重い過失があったり、結果が重大な交通事故については罰則を強化する方針を固めた。

[毎日新聞(1月19日)より引用]


「当然のこと」

大学職員 石井 涼子(27歳)

アニメ「頭文字D」では、超スピードでカーブを曲がったり、無謀な追越をしたりすることが美化され、確かにスリリングでかっこいいが、実際そういう車を見ると自分本位で心が痛む。無謀な運転による事故は、殺人(未遂)罪と同じ。刑を重くし、抑制すべき。

「ギリギリまで厳しく」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(32歳)

正直、飲酒や悪質運転はめちゃくちゃ厳しくしていいと思ってる。ある意味「無意識の殺人」だと、皆に解らせないとダメだ。実際、飲酒も厳しくしたら事故が減ったし…「数字」だけの意味じゃなく、これは「多くの不幸が防げた」という嬉しい事。罰則強化、賛成です。

「幼い命じゃなく、大切な命なんだ」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

先週も悲しい事故が起きました。参列者の一言が、胸に刺さりました。法を整備しても、事故は0にならないかもしれない。でも、防げる事故はあるはずです。被害者の声は、事故現場に残ってる。あらゆる事例を用いて、細やか且つ迅速な法整備を!!

「自戒をこめつつ…」

印刷会社営業 高尾洋一(34歳)

罰則の強化と同時に、免許取得のための基準も、もう少し厳しくした方がいいのではと、いつも思っています。最近、技術的に稚拙なドライバーも多いような気がするので。運転は「習うより慣れろ」と言う人もいますが、事故を起こしてからでは遅いですから。

 

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