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2007年2月7日号(毎週水曜更新)
 

柳沢厚労相、辞任論拡大

 柳沢伯夫厚生労働相が「女性は産む機械」と発言した問題で、与党内の辞任論は31日午前、参院自民党を中心にさらに広がった。
 参院自民党の矢野哲朗国対委員長は塩崎恭久官房長官と会い「(柳沢氏が辞任しなくても)06年度補正予算案は野党欠席のまま成立させることができるかもしれないが、07年度予算案の審議に野党が欠席したらどうなるか」と、柳沢氏辞任がなければ国会の混乱は必至との見方を示した。さらに「参院選の前に自民党にマイナスになることは(参院自民党として)させない」と、柳沢氏の続投は容認できないとの考えを伝えた。
 その他の参院自民党幹部も同日午前、「辞めるなら早く辞めた方がいい」「後は本人の判断だ」などと突き放す声が相次いだ。
 一方、安倍晋三首相は31日午前の参院本会議で「厚労相の発言は極めて不適切で、厳重に注意した。多くの女性の心を痛めたことに対し、私も深くおわび申し上げます」と陳謝。柳沢発言で首相自身も謝罪したのはこれが初めてで、任命責任を認めた形だ。
 ただ、首相は「厚労相は深刻に反省しており、国民の信頼を得られるよう職務を全うしてもらいたい」と続け、改めて辞任を否定。柳沢厚労相も「不適切な表現を用い、女性の方を傷つけたことについて改めて深くおわびしたい」と述べた。

[毎日新聞(1月31日)より引用]


「講演だけが仕事でない」

大学職員 石井 涼子(27歳)

大学にいるといろいろな方の講演、スピーチを聞く機会があります。原稿を見ずに過不足なく絶妙な言葉を選べる人は本当に感銘を受けますが、言葉の使い方がうまくなくても仕事ができる方もいる。柳沢厚労相もそうであると願って、実務に専念されたし。

「産む痛み、産めない痛み」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

機械は痛みを感じない。柳沢氏も機械なのか?人の痛みのわからない人が、人の上に立てるとは思えない。早急に、辞任をするのが望ましい。

「集団ヒステリー?」

印刷会社営業 高尾洋一(34歳)

不快な言い回しではあるけれど、一国の大臣が「女性は産む機械」だなんて、そんなことを本気で考えているとも思えない。ちょっとした言葉のあやに過ぎないと個人的には考えています。言葉尻だけ捉えてすぐに「辞任しろ」と騒ぎ立てるのもどうかと思いますが。

 

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