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2007年2月28日号(毎週水曜更新)
 

「赤ちゃんポスト」設置を容認

 熊本市の慈恵病院が、育児が困難な親が乳児を託す「赤ちゃんポスト」の設置を市保健所に申請した問題で、厚生労働省は22日、同省を訪れた幸山政史市長に対し「(児童福祉)関係法規に違反しているとまでは言えない」として容認する見解を示した。同市長は病院側とも調整し、設置許可について最終判断する。

[時事通信(2月22日)より引用]


「熊本市は許可の方向」

大学院生 田中 教之(30歳)

ことの発端は、熊本で若い女性がトイレで出産し、その赤ちゃんが死亡。それが殺人罪ということで実刑となったことによるものです。この女性のように妊娠したことを誰にも相談できない場合には、このポストは有効だと思います。地元のニュースなので関心大。

「時期尚早」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

乳児の対応は病院でできても、その後が問題。現状、虐待保護児童が増え、施設や職員が足りないのに、育成環境の確保ができるのか?養子縁組や人身売買に関する法の、早急な見直しはできるのか?虐待を防ぐ事も大事だが、一人の人生が決まる。慎重に進めるべき。

「是か非か?」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(32歳)

これ、やりたいことは解るけど…名前がいけないような気がします。ポストって、モノじゃないんだから。「乳幼児緊急保護カプセル」とかにすれば、全然波風立たなかったんじゃ…とも。ただこういう「場所」を作ることの是非は残る。全国から一気に集ったらどうするんだろう?

「「現実」は免罪符?」

印刷会社営業 高尾洋一(34歳)

「赤ちゃんポスト」という名が、その役割の重さに比べてずいぶん軽い響きがあって、嫌だ。道徳よりも現実を、という判断なのだろうけれど、現実って、厳しくて困難でいいと思う。現実がそうだからといって道徳を置き去りにするような安易な政策には反対です。

 

ニュース関心度合計(/20)


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山本
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高橋
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