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2007年2月28日号(毎週水曜更新)
 

普通預金金利、週明けから引き上げ続々

 日本銀行の利上げ決定を受け大手銀行各行は21日、週明けから普通預金金利を引き上げると発表した。預金金利の受け取り額は増えるが、「超低金利が低金利になっただけ」(ファイナンシャルプランナー)との指摘もある。一方で住宅ローンなど借入金利にも上昇圧力がかかり、誰もが金利アップの恩恵を実感できるわけではなさそうだ。
 三菱東京UFJ、みずほ、三井住友、りそななど各行は同日、普通預金金利を現在の年0.10%から0.20%に、住友信託は0.20%を0.25%に、それぞれ引き上げると発表した。いずれも26日から実施する。
 今回の利上げに伴い国内銀行から家計に支払われる預金金利は、第一生命経済研究所主席エコノミスト、熊野英生氏の試算で年間約6645億円増える。住宅ローンなどの金利負担の増加分は約1778億円。家計全体では差し引き約4866億円の恩恵がある、という。
 ただ、預金金利アップの恩恵は、富裕層などに偏る。ファイナンシャルプランナーの三輪鉄郎氏は「多くの人は、預金額に比べ住宅ローン借入額の方が2000万〜3000万円とボリュームがある。ローンの負担増の影響の方が大きいかもしれない」と話す。

[asahi.com(2月21日)より引用]


「もっと上げてくれ」

大学院生 田中 教之(30歳)

最近、同級生が次々とマンションや一戸建てを購入しているので、金利があがって大変ね、と他人の不幸を喜んでいます。暗い性格でこめんなさい。親父の貯蓄に依存している道楽息子の私にとっては、良いニュースに違いありません。ダメ息子でこめんなさい。

「がっかりだよ!」

派遣社員 山本 貴子(31歳)

「普通貯金金利引き上げ」と聞いて、一瞬嬉しくなったが、ローン金利も上がるのなら、元も子もない。経済回復を肌身で感じているのは、一握りの人間。これでは、経済格差は益々広がるのに、次に繋がるような策は用意されているのか?疑問は増えるばかり。

「実生活との乖離」

ポータルサイト勤務 高橋 明彦(32歳)

金利上昇0.5%とか0.1%とか…社会人としては本来は気にかけるべき数字なんでしょうが…ぶっちゃけどうでもいいんですが(笑)特に30代あたりの人って、金利ってあんまり実感ない感じしません?景気の腰さえ折ってくれなければ、基本問題ない感じがします。

「銀行は単なる金庫がわりです」

印刷会社営業 高尾洋一(34歳)

引き上げたからといって、じゃあ、ついた利子で一杯飲もうとか、そういう気になるにはまだ程遠い金利。個人的には、住宅ローンを長期固定にしておいてよかったのかな、と。それにしたってもう少し上がってくれないと、優越感にひたることもできませんけど。

 

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