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2003年2月26日号(毎週水曜更新)

対決!田中県知事VS大野町長

田中康夫長野県知事(46)と滋賀県豊郷(とよさと)町の大野和三郎町長(4 7))との間に“場外乱闘”がぼっ発した。豊郷小の校舎解体問題で解職の是非が問 われることになった大野氏は19日「どうして大正時代に建築された知事公舎で生活 しないのか」と田中氏に質問状をファクスし、田中氏が「自らの費用でマンションを 賃借している」と反論した。

田中氏が15日、豊郷小で「古い物は使い続けてこそ価値がある」などと保存・使用を訴える講演をしたことに対し、18日に「大正時代の公舎へ入らないのに、校舎を壊すなといえるのか」などと豊郷町役場に長野県民から電話があったという。大野氏は質問状で「講演との整合性に矛盾が感じられる」とかみついた。田中氏は「公舎は(10室もあり)家族で住むことが前提で建設された」との回答書を大野氏に送った。

知事公舎は20年に建設。田中氏が公舎取り壊し予算案を議会に提案予定だが、市 民から保存を求める声も出ている。

【編集長の目】
これぞワイドショー政治!という感じですよね。やっぱり、感情が前面に出ている争いって、大人げなく感じます。いや、楽しいんですけどね、見てる分には。


「校舎、教育のあり方」
大学職員 石井涼子(23)
新校舎は安全で快適で新しい教育に適応できる。旧校舎は他では味わえない変わらぬ歴史を体感できる。どちらも子供にとってメリットがある。正直、どちらがいいと言えない。何が子どもにとっていいことなのか、教育のあり方がなんだかよくわからないんですよね。

「モノと思い出」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(28)

そもそも古いモノを壊すのは是か非か。僕は個人的な思い出に帰する答えなら、保存を声高に叫ぶのは過剰な権利行使と感じます。僕の出身中学も今は更地になってます。でも今も心の中にはありますし。モノに執着しすぎて「対立」を生み出す事こそ悲しい事です。

「熟女対決かよ。」

ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)

でしゃばり田中知事。その結果、小学校を壊すなと言いつつ知事公舎を壊す矛盾を指摘される始末。対する意地悪顔・大野町長は、人気ある田中知事の揚げ足がとれて嬉しそう。この問題、小学生のケンカのように思えて仕方ない。不毛だ。勝手にやってろ。

「新しい町おこしの形」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(30)
大野町長は田中知事との質問FAXのやりとりを新聞の折り込みチラシにして配布したそうだ。あのオカッパ町長がムキになってる感じがニュースのそっけない文面からも伝わってきて…ぷぷ。町は相当盛り上がっているんでしょうね。意外と楽しい町おこしかも。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★★★★
高橋★★★★
青木★★★
大塚★★




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