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2003年2月26日号(毎週水曜更新)

図書館の本をコンビニで

コンビニエンスストアで、図書館の本が借りられます――。岐阜県は20日から、インターネットを活用し、「注文」に応じて県図書館の蔵書を最寄りのコンビニへ届けるサービスの実証実験を始める。有料で、県内199店舗と長野県山口村の1店舗で利用できる。全国初の試みという。夏ごろまで実験を続けた後、本格実施を検討する。

利用できるのは県内のココストア、ローソンの全店とタイムリーの一部を除く店舗(山口村の木曽山口店を含む)。営業時間内なら、いつでも受け取りや返却ができる。

利用者はホームページで希望する本を選び、店舗を指定する。5日ほどで、本が専用の袋に入れられ、コンビニの配送センターから店舗に届く。1袋には最大3冊まで。貸出時と返却時に1袋につき各210円の料金がかかる。

利用資格は16歳以上。メールアドレスとパスワードの登録が必要で、貸出証があれば県外の人も利用できるという。

県図書館の蔵書は約74万5000冊。県は「日中の利用が難しいサラリーマンなどにも利用してほしい」と話している。問い合わせは県地域政策室(058・272・1111内線2330)へ。

【編集長の目】
「利用者を考えたサービス」って当たり前なんですけど、お役所が実施するとすごく画期的に感じられるのはどうしてでしょうね。中学校で、不良が掃除を手伝うと見直されるのに似ています。


「職場が図書館内」
大学職員 石井涼子(23)
生憎、私の職場は図書館(笑)。いやでも本がたくさんある。無い本も市営図書館から取り寄せちゃったり…タダで。なので、今の仕事が続く限り本には苦労しない。でも、この岐阜サービスには大賛成だよ。本好きの私としては転職したら愛用する。間違いなく。

「眠れる巨大公共施設」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(28)

山のような蔵書と映像記録・好立地・綺麗な建物…奥様の本貸し業、受験生の勉強部屋、営業マンの昼寝場所だけじゃ勿体無い(笑)>経験あり。図書館には文化の発信地!くらいの気概を持って欲しい。このニュース「やっと山が動いた」って感じで嬉しいですね。

「私は本屋のいいカモです」

ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)

暇を見つけては本屋に行き、ちょっとでもソソられると買ってしまう。節操のない本選びはハズレも多く、数ページ読んで売ったりする。それもこれも図書館が不便なせいだ(多分)。図書館本をコンビニで借りられる!こんな便利なことはない。ぜひ全国展開を!

「図書館の本=タダ!」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(30)
ハリーポッターを借りるのに半年待たされても、リクエストカードを書くのが面倒でも、文句を言わないのは無料だからだ。図書館利用者が第一に求めるのは無料というサービス。中途半端なサービスはするな。やるなら税金内でまかなえ。新たに金をとるな。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★★★
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