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2003年4月23日号(毎週水曜更新)

「ヤスクニ」へどうぞ

神社本庁は、靖国神社の春季例大祭で、外国メディアを対象にした見学会を開く。首相の参拝やA級戦犯合祀(ごうし)など、常に戦争問題の舞台として取り上げられる「ヤスクニ」のイメージアップが狙いで、初の試みという。

靖国神社は外国メディアから「常に論争の的となり、謎めいた存在とされてきた」と分析。「首相が参拝するたびに新聞の見出しは『公式参拝か、私的参拝か』と叫び、最近は無宗教の戦没者追悼施設が必要かどうか議論されている」と、神社を取り巻く状況を説明している。

日本にいる外国メディア数十社に案内状を送り、反応は良好という。

【編集長の目】
韓国なら韓国の、中国なら中国の「ヤスクニ」の捉え方があります。そして、その国ごとの捉え方の差異が、諸問題を引き起こしていると思います。だから、日本での「ヤスクニ」の捉え方を外国に主張していくのは賛成。問題解決の糸口になるのでは。


「感じてみたい謎のヤスクニ」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
実際、私自身ヤスクニを訪れたことはないわけでして。その実体はメディアからの情報のみで認識してまして。そして、やはり、ヤスクニは謎な存在である訳でして。百聞は一見にしかず。これを機に日本国民である私もすっごくヤスクニ行きたい気分です。

「新しい参拝客開拓」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)

これを機に、日本の神社やお寺などは、これからもっと外国メディアに露出していいと思います。話題になり、参拝数が増えるのは非常に喜ばしいこと。日本国民が自国文化に興味を持てなくなりつつあるなかで、外国人にアピールするのも一つの方法かも。

「靖国への新しい風」

大学職員 石井涼子(23)

面白い!靖国神社は永遠に戦争の聖地のままだと思っていた。そう決め付けてそれ以上考えないようにしていた。海外メディアの光を入れるという発想。新しい風を感じました。新しい時代を感じました。靖国の能楽堂はすばらしい。外国人にぜひ見てもらいたい。

「靖国へ行こう」
葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(31)
戦争は悪だという世論の中、戦没者やその家族のために、戦争をした人たちの御霊の平安を祈り続けた靖国神社。戦争は国家的なもので、関わった個人にA級もB級もな いし、犯罪者もいないと思います。論議をする前に、彼らに対して敬虔になるべきで す。

 

ニュース関心度合計(/20)

前田★★★★
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石井★★★★★
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