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2003年5月7日号(毎週水曜更新)

ついに増税、発泡酒!

 発泡酒やワインの酒税率が5月1日から引き上げられ、ビール大手などは希望小売価格に転嫁する。小売りの一部で据え置きの動きがあるが、発泡酒は350ミリリットル缶で10円、500ミリリットル缶で16円、ワインはボトル1本(720ミリリットル)当たり10円の値上げとなる。街の酒屋やスーパーは、先週末から駆け込み需要を狙ったセールを展開し、ケース単位で買いだめする消費者が目立っている。

 価格の安さが人気だった発泡酒も買い控えや、さらに低価格の缶酎ハイなどへの移行が進むとみられ、急拡大してきた発泡酒市場も減速しそうだ。小売り各社のうち、コンビニのファミリーマートは、客数減少を防ぐため、値上げ分を自社で負担して価格を据え置く。しかし、据え置きは少数派にとどまる。
 キリンビールは、発泡酒市場は増税によって、今年は前年比3%増程度にとどまるとみている。

【編集長の目】
増税って印象が良いはずないんですが、これはめちゃくちゃ悪いイメージを国民に与えましたよね。思えば、最近「これは嬉しい!」と思うような政策って全然ない気が…。


「無知が国を弱くする」
ソフトウェア開発会社勤務 大石誠(28)
元々発泡酒にかける税金が安かったから見直した。…のだろうが、ビールから発泡酒に市場が移っている今、市民の反発は必至。とはいえ、居酒屋飲みが主なので、合計額では気付かない自分がいる。この意識の持ち様に、国が付け込んでるって気付かなきゃ。

「ピンチをチャンスに」

iモードコンテンツ会社勤務 斎藤滋(24)

行政の節操の無い増税もイヤですが、増税分をそのまま上乗せしてしまうメーカーの姿勢もちょっとどうかと思います。これをチャンスと捉えて、自腹切って値段を据え置いたファミリーマートは素晴らしい。だって、安さこそが、発泡酒の商品価値なんだから。

「税制とゆとりのバランス」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(28)

増税自体は特売等もありピンとはきませんが…政府の「嗜好品は増税OK」な発想がムカツキます。嗜好品こそ人生を豊かにするハズなのに…煙草や同様に何処まで搾取すれば気が済むのか。まずは国家経営失敗の責任を取って給料返上しろ!と言いたい。

「サギ男」
大学院生 服部圭介(25)
もともとアルコール度数別の税制の隙間をついて生まれた発泡酒への増税。まるで「付き合う前は気前が良かったのに付き合ったらケチになったサギ男」のようだ。税が上がれば発泡酒の存在意義すらなくなってしまう。サギ男よろしく、そんな政府も信頼されない。

 

ニュース関心度合計(/20)

大石★★★★★
斉藤★★★
高橋★★★
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