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2003年5月21日号(毎週水曜更新)

日本の競争力は低迷

 スイス・ローザンヌに本拠を置く国際ビジネス教育・研究機関のIMDは13日、世界の主要59カ国・地域の2003年競争力ランキングを発表、景気停滞が続く日本は「人口2000万超の国・地域」部門で11位と低迷、先進7カ国(G7)の中ではイタリア(17位)の次に低かった。
 同部門のトップは米国で、2位以下はオーストラリア、カナダ、マレーシア、ドイツと続いた。アジア勢の中では台湾(6位)とタイ(10位)がトップテンに名を連ねた。
 発表によると、日本はさまざまな指標のうち、科学技術などの「インフラ(社会基盤)」分野では5位と健闘したものの、生産性や管理部門を含む「ビジネスの効率性」では21位。「政府の効率性」が17位で、評価が低かった。
 IMDは従来、すべての国・地域を一括して順位をつけていたが、今年から「人口2000万超」と「2000万以下」の2部門に分けた。今回の基準を当てはめると、日本は02年が同じ11位、01年が9位となる。


[日経新聞(5月14日)より引用]

【編集長の目】
最近、日本の失速を示すニュースばかりを耳にします。このニュースだってそう。競争力はダメ。じゃあ、日本ってどこが良いんだろう?自分の国だからこそ、分からなくなってしまいます。


「公表結果にめげずに」
大学職員 石井 涼子(23)
国際関係が重要視されるこの世の中、競争力があるに越した事は無い。今年元旦に経団連の奥田さんが発表した「日本環境立国化」。これはいい!と思いました。世にいいもの作れる技術を持つ日本。素敵じゃないですか。新たな分野で競争力をつけていきましょう。

「盛者必衰とは言うけれど」

プロバイダー会社勤務 前田智美(23)

10年前は5年連続1位だったという話も、今は昔。このままいけば、極端な話、遺跡状態に!?立ち並ぶ廃墟を前に、「ここがかつて、霞ヶ関と呼ばれ・・」うわ、ものすごい怖い映像が浮かんでしまった。ライバルはたくさんいる、返り咲きの道は遠い。

「どうするニッポン?」

ソフトウェア開発会社 青木泰子(30)

土地も資源もなく、技術力だけで昇りつめた日本。しかし技術力は時がたてばいずれ追いつかれるもの。ましてや政治の良し悪しで勝てるわけはない。他国より優れているとすれば、勤勉な国民性ぐらいだろうか。しかしそれも今や崩れかけているが…。

「つまんないデータ」
フリー編集者 大塚 ゆきゑ(30)
経済状況、政府の効率性、ビジネスの効率性、インフラの4分野で比較というデータに「ほほー」と思ったが、過去5年の結果を見てがっかり。だってどの国もほとんど変動ないんだもん。それ、ある意味固定観念でデータ作ってない?偏ったデータに意味はない。

 

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