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2003年6月4日号(毎週水曜更新)

カラスが18年ぶり減少

 東京都内のカラスの生息数が昨年末時点で3万5400羽となり、調査開始の1985年以来、初めて減少に転じたことが分かった。
 カラスの撃退作戦を展開中の都では、「もうカラスが増えることはない」と、“勝利宣言”を出した。

 生ゴミをあさったり、巣に近づく人を襲ったりするカラスの被害に対し、都は石原知事の肝いりで2001年から、成鳥の捕獲や巣の撤去などを行ってきた。
 一昨年までは、カラスの生息数は年14%の割合で増え続け、2001年末には約3万6500羽となった。ところが昨年末の調査では、約1100羽減少し、3万5400羽となった。東京23区内に限ると、一気に約4000羽も減り、多摩地域では逆に約3000羽増えた。
 都では今後、横浜市や埼玉県新座市など大規模なカラスのねぐらを抱える隣県の自治体と連携して捕獲作戦を実施。最終的には、生息数を85年時点の7000羽に抑えたい考えだ。
 都環境局では、「カラスを減らすには、生ゴミ処理対策が大切。都民1人1人が気をつければ、生息数が7000羽に戻るのは時間の問題」としている。


[読売新聞(5月27日)より引用]

【編集長の目】
根本的な解決の為には、都民一人一人が正しいゴミの処理を徹底するしかないと思います。他人事のように思ってしまいがちですが、カラス問題は結局各個人の問題でもあるんですよね。


「江ノ島もカラスが一杯」
大学職員 石井涼子(23)
やっぱり生ごみか・・・。久しぶりに江ノ島行ったら、やはりシーズン始まって生ゴミが多くなったのが原因なのか、カラスが多い!鷹と同じくらいいる!カモメならまだしも海にカラスはやだね。夏のビーチピープルよ、ゴミはマジで持ち帰ってください。嘆願。

「憎んでしまう、あいつ」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)

数年前、カラスにゴミを散らかされ、お隣さんや大家さんから苦情が来た。その恨めしいカラスが増加しないというのはうれしいこと。カラスってどうしても好きになれないので、自分のことを棚に上げて、責任転換してしまうんだよねー。

「神の使いからのメッセージ」

大学院生 服部圭介(25)

昔は「神の使い」と崇められたカラスの近年の異様な増加。それは我々人間に何か大事なメッセージを伝えようとしているような気がしてならない。自然からの警告。そんな中でのカラスの捕獲や巣の撤去。我々はメッセージを間違って解釈してはいないだろうか。

「じゃあどこに行けば…?」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
都心に住んでいない私としては、カラスによる被害を全く実感できません。そのためか、害鳥とはいえ、餌場である山を奪われた挙句、駆除されていくことを哀れに感じてしまう。被害にあった人からしてみれば、そんなことも言ってられないのでしょうが。

 

ニュース関心度合計(/20)

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服部★★★★
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