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2003年6月4日号(毎週水曜更新)

成功!量産型ズワイ

 日本栽培漁業協会小浜事業場(福井県小浜市)は27日、近年、漁獲量が減少しているズワイガニを水槽内でふ化させ、稚ガニを量産化することに国内で初めて成功したと発表した。飼育技術の工夫で生存率を高め、約6800匹が成育したとしている。

 ズワイガニは北陸で「越前ガニ」、山陰では「松葉ガニ」と呼ばれる日本海の冬の代表的味覚だが、飼育環境の維持が困難で、量産は難しかった。今では漁獲量がピーク時の約6分の1に減っており、稚ガニの量産化は資源回復に道を開く成果として期待されそうだ。
 同事業場の小金隆之技術員(48)らは能登半島産の親ガニ約200匹を今年2月、小型水槽内で自然産卵させ、ふ化直後の幼生のうち約60万匹を別の大型水槽(20トン)3つに移して飼育した。


[共同通信(5月27日)より引用]

【編集長の目】
蟹が嫌いな人っていませんよね。という私も蟹は大好き。しかし、カラスは減らしてズワイガニは増やすって、人間はつくづく業が深い存在です。


「デパ地下再チャレか?」
大学職員 石井涼子(23)
ちょっと前に北前船寄港町のご当地ものをデパ地下で買う企画ってのを友達とやって、敦賀のカニを買いました。福井の越前ガニはおいしいかった!カナダ産ロシア産のズワイガニに市場を押される今、やっぱ和産ガニが出回るのは格段うれしいね。日本人だもん。

「うれしい供給」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)

食べ放題のカニは密漁といううわさもあっただけに、人工繁殖による量産はうれしいニュース。カニはそもそも高いし、なかなか食べなかったけど、これを機会に食べにいこうと思います。でも、食べるときは無言になるのでデートには不向きだな。

「人類のため、私のため」

大学院生 服部圭介(25)

どんなに人類が高い技術を手に入れても、新たな「種」を創り出すことはできない。できるのは存在する種の「個体数」を調整するのみ。こういう技術は異様に増える人間の腹を満たすために最も必要な技術なんでしょうね。そしてカニに飢える私にとっても・・・。

「そりゃがんばるさ」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
卵から親ガニになるには7〜8年かかるそうだ。そして幼生から稚ガニになるのが1%程度。更にそこから数が減るのだから、気の遠くなるような話だ。でも、一匹一万円として千匹で一千万円か。そりゃ漁協もがんばるさ。でも量産できた途端、値崩れしたりして。

 

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