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2003年6月4日号(毎週水曜更新)

衛星ゴーズ、トラブル

 耐用年数を超えた気象衛星「ひまわり5号」から雲画像の撮影を引き継いだ米国の衛星「ゴーズ9号」が、運用を開始してから29日で丸1週間。交代翌日から画像が届かなかったり乱れたりする連日のトラブルに、気象庁の担当者は対応に追われている。

 ゴーズは22日午後から正式運用を始め、当初は順調に雲画像が届いていた。しかし「23日午前9時現在」の画像が突然届かなかったのを皮切りに、「同10時」の画像は南に20度ずれ、「同11時現在」の観測は米側の復旧作業のため休止された。
 24日には「午前5時現在」の画像がずれ、気象庁気象衛星センター(東京都清瀬市)のプログラムソフトに朝と夕方の二度、障害が発生、画像の一部が同庁から配信できなかった。25日と26日、28日未明にも画像の乱れなどが起きた。


[共同通信(5月29日)より引用]

【編集長の目】
朝番組のお天気コーナー、「ひまわりからの映像です」という言葉が好きでした。さわやかで、今日も仕事がんばろう!と思えるんですよね。しかし「ゴーズからの映像です」だと、ちょっと気が重い。濁点が悪いんでしょうか。次の衛星の名前もこだわって欲しいです。「すいか」「もも」等、果物系どうですかね。


「仮の衛星、致し方ない」
大学職員 石井涼子(23)
99年のH2A事故がフラッシュバックする。あれが成功していれば、ゴーズでなくて済んだもんね。ゴーズはひまわり後継機が稼動するまでの仮の衛星。いくつかのトラブルは致し方ない。来年まで打ち上げ延期になっちゃったけど次の後継機に期待してるよ。

「お天気お姉さんの発言」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(26)

「では、ゴーズからの映像を見てみましょう」。うーん、やっぱりしっくりこない。ゴーズっていう音がちょっと違和感を感じる。でも、なんで衛星に付いている名前が必要なのか?「気象衛星からの映像を見てみましょう」で十分だと思う。

「文句はぐっとこらえて」

大学院生 服部圭介(25)

日本が打ち上げ失敗したせいで、急遽米国さんから借りてるわけで、調子が悪くても文句は言えません。借り物でなければ「やっぱ日本の技術の方が上?」なんて優越感にも浸れたんですが…。早くひまわりのような可愛い名前で呼びたいものだ。

「いつかきっと」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
国産ロケット打ち上げ失敗により、ひまわりの後継衛星が粉々になった。そしてひまわりは寿命を迎えた。すべては日本の技術の遅れのせいだ。でもNASDAで働く人達は、とんでもない天才揃いのはず。いつか自力で上げてほしい。天気予報はそれまで我慢する。

 

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