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2003年6月11日号(毎週水曜更新)

バトルロワイアル、またまた問題に

 現在、全国で掲示されている故深作欣二監督の遺作「バトル・ロワイアルII【鎮魂歌(レクイエム)】」のアドボード(広告看板)の撤去を余儀なくされる事態が起こっていることが5日、分かった。その暴力的な内容を問題視したPTAや学校からクレームが殺到したことが原因。社会問題となった前作同様、7月5日の公開を前にした今作も、その過激な内容が早くもひと騒動起こした形だ。

 同作のアドボードは今月1日から全国の駅などで掲示。PTAなどの指摘を受けて問題となったのは、そのうち学生を対象としたスクールボードと呼ばれるもの。学校周辺施設やその通学路を中心に全国100カ所に設置されていた。
 ボードの大きさは縦1メートル横3メートル。「BRII」のロゴが中央に描かれ、映画の場面スチールは右端に数カットほど掲載。一見、なんともないポスターだが、問題となったのは「“殺しに行け!”と、先生が言った。」というキャッチコピーだ。
 掲示早々、PTAや周辺住民らからそのコピーに対するクレームが学校側に殺到。一部には「戦死者すべて中学生。」というサブコピーも問題視する声が上がった。製作・配給元の東映には、大阪府大東市の太成高校から「PTAから苦情が殺到している。生徒に悪影響を与えるので、学校の前にある看板を外してほしい」との苦情が来るなど、スクールボードを設置したほとんどの学校から問い合わせがあったという。


[スポーツニッポン(6月6日)より引用]

【編集長の目】
映画は芸術だと思いますが、映画宣伝は別物。作品性には関係無い部分の問題なのだから、これは宣伝担当が単純に修正をかけるべきだと思います。


「プロモの意図は??」
大学職員 石井涼子(23)
逆にポスターについて、なんでこれがいけないのかと子どもと話し合って道徳を教えられるくらいだと力強い家族ですよね。日本の未来も明るい。深作ジュニア監督はなんでプロモをしたんだろ。そこに教育的配慮があるのかどうか、彼のポリシーが知りたい。

「10年後再レビュー希望」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(28)

「これ位のポスター如きで騒ぐのは不毛…今の日本で生きてる以上、情報からの隔離は無駄!」と今の俺は思います。が、もし俺にカワイイ娘がいたら「こんな過激なポスター貼るなんて!うちの娘に見せるな!」とか思うものなのでしょうか…みんなはどう思います?

「社会的営業妨害」

大学院生 服部圭介(25)

例えるならば、空港の前に「ジェット機ド派手に墜落!」、お寺の前に「坊主欲情まみれ!」、こんなの正に営業妨害。まして学校という公共の場に対する営業妨害は、社会の営みを妨害する行為ではないでしょうか。これも表現の自由なのですか?天国の欣二さん。

「非現実と判断できるか否か」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
ありえないようで、ありえるかもしれない世界。嫌、絶対ありえないだろう、と判断できるのは自分がある程度の常識を持ち合わせているオトナであるからでして。多感なお子様たちには厳しいですね。そして、お子様だけでなく、ヤバめのオトナにも・・。

 

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