点数化ニュースサイト
2003年7月2日号(毎週水曜更新)

学力欠如の教諭を免職

 大阪府教育委員会は25日、担当の数学で高校入試問題の3割しか解けなかった府立高校の男性数学教諭(45)を、基本的学力と指導能力が欠如しているとして、民間の解雇に当たる分限免職にした。
 府教委教職員人事課によると、生徒や保護者から「授業が理解できない」「質問を無視する」「酒のにおいがする」などの苦情が寄せられ、府教委が2002年4月から校外研修を受講させていた。

 研修中に学力テストの一環として府立高校の数学の入試問題を解かせたところ、男性教諭の正答率は3割。指導員の助言にも従わないなど改善が見られなかったため、府教委は簡単には矯正できないと判断した。
 同様のケースではことし3月、京都府教委が府立養護学校の58歳の女性教諭を指導力不足を理由に分限免職とした。
 男性教諭は「研修の成果が上がっていないとは思わない」と反論しているという。


[共同通信(6月25日)より引用]

【編集長の目】
会社で後輩を教えるだけでも大変なのに、教師なんて教えてナンボの職業。大変なのは当たり前なんですよ、考えてみれば。大変な職業なのに努力を怠っていては、当然辞めるしかない。どの業界だってそうですよね、当然の事だと思います。


「なぜ学ぶのか?」
葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
誰でも一度は、なぜ学ぶのか? を考えたことがあるでしょう。授業が何の役に立つのか。受験や学歴を得る目的が大多数ではないでしょうか。学ぶ目的が教員試験にパスするためなら、そこで意義が失われる。学びつつ、その意義も考えていくことが大切だと思う。

「教師以前に人として」

プロバイダー会社勤務 前田智美(23)

ある生徒がこの問題の教師について聞かれ「絶対お風呂入ってない。」と答えていた。学力以前の問題じゃないか!イイ先生も、現実にはたくさんいる。学生時代を思い起こせば、何人か思い浮かぶでしょ。それなのに、ワルイ先生のニュースの多いこと。切ない。

「勉強が全てじゃない」

ソフトウェア開発会社勤務 大石誠(28)

試験結果に目が行きがちですが、解雇の本当の理由は教師の素行にあったはず。ぶっちゃけ、教師が勉強できなくてもいいと思う。僕が生徒の親だったとして教師に望むのは人生の教訓。恥をかく事や日々の努力から逃げる人に、どうして人を教える事が出来るだろう。

「新しい人事システム」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
教師は余っている状況なので、素行不良や能力不足はすぐに解雇していくことが必要。教育委員会は多様な経歴の管理者を発掘し、校長には教師の解雇権、教務主任以下は管理職審査権を与える。緊張感のある職場づくりが必要だと思う。

 

ニュース関心度合計(/20)

浅羽★★
前田★★
大石
田中




  週レビのルール

●週刊レビューはニュースを点数化するサイトです。一週間に起こったニュースから、考えてみたいニュースを週レビ編集長が5つピックアップし、レビュアーがそれに対して、 関心が高いニュース順に5点から1点までで、採点していきます。つまり総合点が一番高いニュースは、その週、一番考えてみたいニュースということになります。


★★★★★
★★★★
★★★★★
★★★★★
★★★★

関心高い



関心低い

※点数は持分制。
つまり二度、3点などをつけてはいけない。

<例>

項目
news1 5点 4点 9点
news2 3点 5点 8点
news3 1点 1点 2点
news4 2点 3点 5点
news5 4点 2点 6点


その他のニュース

学力欠如の教諭を免職
国の借金、国民1人525万円
ウィーン・フィルに日本人団員
宇宙エレベーター、15年後に運行!?
タトゥー、番組ボイコット

コンテンツ
ひとこま画像
音楽レビュー
映画レビュー
ブックレビュー