ウィーン・フィルに日本人団員 |
世界最高峰のオーケストラとして160年の栄光を誇るウィーン国立歌劇場管弦楽団(ウィーン・フィルハーモニー)に、初めての日本人団員として、新日本フィルハーモニーのチューバ奏者、杉山康人さん(35)が採用されることになった。フルトベングラーやカラヤン指揮の名演によって歴史に名を残すウィーン・フィルは、オーストリア人を中心にしたオーケストラで、これまで東洋人団員はおらず、「信じられない快挙」と音楽関係者も喜んでいる。同歌劇場の音楽監督に就任した指揮者の小沢征爾さんとともに、ウィーン楽壇に新風を吹きこみそうだ。
杉山さんは、小沢征爾さん主宰のサイトウキネン・オーケストラ公演に来日したウィーン・フィルのバストロンボーン奏者と共演した際、高く評価されて推薦され、オーストリア人、ドイツ人計7人とオーディションを受け、6月20日に行われた4次審査の結果、杉山さん一人の合格が決まった。歌劇場管弦楽団での試用期間1年を経てウィーン・フィルの正式なメンバーになる。今年12月からウィーンでの演奏活動を始める予定だ。
[毎日新聞(6月25日)より引用]
【編集長の目】
小ごい快挙のようです。スポーツと違ってあまり話題にならないですが、外国でがんばっている日本人って多いんですよね。しかし、彼らを応援する時に、自分が日本人であることを一番実感するのって、不思議です。
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「本来はニュースにならない」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
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かのローザンヌ・スカラシップの今年の受賞者は、7人中6人が東洋人でした。伝統あるヨーロッパの芸術分野でも、東洋人のポテンシャルを認めざるを得ない時代が来ています。杉山さんの活躍が、本来ないはずの芸術界の国境を崩していくことに期待。
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「かなりキャラ立ちなのに」 |
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プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
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ニュース記事だけを見ると、クラシック通以外の人は読み飛ばしてしまいそうですが、「ガチガチの伝統集団に、コテコテの関西人が加わる!!」って言われたら、何だかドキドキしません?どのメディアも記事が固いのが残念。彼の人となりに注目してください!
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「他の国の情報も」 |
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ソフトウェア開発会社勤務 大石誠(28)
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海外で活躍するのはスポーツ選手だけじゃない事を教えて貰いました。オーストリアに旅行した時「スギヤマを知っているか?」と聞かれても、せっかく共通の話題なのに答えられないのは勿体無い。他の国の情報についても、各メディアでもっと取りあげて欲しい。
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「マスコミもっと取り上げて」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
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日本人の潜在能力からすれば、もっとたくさんいても良いはず。苦労しても、日本では地位や稼ぎといった見返りが少ないから、目指す人が少ないのでは。ということは、この方の活躍を国中をあげて賞賛することが次の世代につながると思う。
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ニュース関心度合計(/20) |
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浅羽★★★★★
前田★★★★★
大石★★★★★
田中★★★★★
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