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2003年7月16日号(毎週水曜更新)

史上初!横綱が反則負け

 横綱朝青龍(22=高砂)が、まげをつかむ禁じ手により、横綱として史上初めて反則負けを喫した。注目の対戦相手となった旭鷲山(30)戦で、はたき込んだ際に左手で旭鷲山のまげをつかみ、審判員の協議の結果、反則負けとなった。横綱は早くも2敗目。先場所夏場所9日目の旭鷲山戦でも、敗れた後にさがりを振り回すなど、横綱としての品格を問題視された因縁の一番。取組後は、駐車場で旭鷲山の車のドアミラーを朝青龍が壊したとの話も飛び出し、因縁はさらに深まった。

 前代未聞の横綱の反則負けに、歓声と怒声が響き、座布団が舞った。一礼するため二字口に立った朝青龍の顔面を直撃する。花道を引き揚げる時にも心ないファンの座布団を浴びた。因縁の一番は、またしても驚きの結末を迎えた。


[日刊スポーツ(7月11日)より引用]

【編集長の目】
一連の問題行動の裏には、切磋琢磨すべきライバル不在の憤り、しいては力士全体のレベルダウンを感じてしまいます。今までのスター力士には必ずライバルがいましたよね。はやく、彼にライバルを作ってあげたい。実質、現在の最強力士なんですから。


「文化の違いが原因か?」
大学職員 石井涼子(24)
師弟関係を大切にするラマ教文化モンゴル出身の彼らだけに、先輩後輩の関係が崩れた事への気持ちの切り替えが難しかったのかもしれない。一見子どもじみた悪ふざけにも見えるけど日本人には分かりかねるモンゴル人ならではの感覚的な確執があるように思う。

「若すぎた横綱」

プロバイダー会社勤務 前田智美(23)

ケンカ野球の本家本元・阪神星野監督は、今やスーパースター。かたや、ケンカ横綱・朝青龍はモンゴル出身力士として初の横綱昇進を果たしたものの、今や非難轟々。同じケンカでも朝青龍の方が悪質とはいえ、「国技」という看板の重さを改めて感じる。

「より積極的な相撲を」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

驚いたのは、観客のブーイングのすごさ。でも、なんか相撲界の閉鎖された感じを受けました。何で横綱は反則してはいけないのか?攻撃的な横綱もいてもいいと思います。今後、反則を恐れて、受け身的な横綱相撲が増えないか、心配です。

「カッカするなよ」
葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
故意とは思えないが、反則とみなされたのだから仕方ない。この悔しさは次の土俵にぶつけるべきで、ドアミラーにぶつけてはいけない。この先勝ち続けることが、彼を救ってくれるでしょう。品格もなく、勝負にも弱いのでは力士としてつまらなくなる一方です。

 

ニュース関心度合計(/20)

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