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2003年8月27日号(毎週水曜更新)

フジ謝罪に苦情多数

 フジテレビがダイエー・王監督と球団側などに謝罪した20日夜の「水10!ワンナイR&R」の視聴率は17.8%(ビデオリサーチ調べ)で、前4週の平均視聴率(16.1%)を1.7ポイント上回った。須田哲夫アナウンサーが約15秒間の謝罪コメントを読み上げた午後10時の瞬間視聴率は16.8%だった。

同局によると20日から21日午前までに、対応できただけで300件、対応できなかった分も含めると約1400件の電話が殺到。多くは「この程度では謝罪にならない」といった苦情や批判の声だったという。冒頭15秒の謝罪を見逃した視聴者も多かったようで「いつになったら謝罪するのか」という問い合わせもあったという。

また大手プロバイダー「ヤフージャパン」はネット上で謝罪番組への感想をアンケート。「謝罪で済む問題ではない」が70%に及び「謝罪したのだから十分」の15%を大きく上回った。

 

[スポーツニッポン(8月22日)より引用]

【編集長の目】
フジの謝罪に対する社会の高い関心は、バラエティ番組を観て笑いながらもみんな「やりすぎじゃない?」と思っていたからでしょう。 一般の良識というものがまだ働いているんだな、と感じました。


「責任の所在が不透明」
大学職員 石井涼子(24)
番組とは関係のない須田アナウンサーの謝罪放送には違和感を感じた。王監督には直接、局の責任者が謝罪に行ったそうだが視聴者には責任の所在が不明瞭。看板アナウンサーで見た目を取り繕って騒動を終わらせたという印象を持った。また同様の事件が起きそう。

「お互いのプライド」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

今までも有名人をマネたコントは数多く見てますが…全てが悪ではなく、そこに必要なのは「敬意」と、演じる方も胸を張って「笑って許して」と言える芸人魂を兼ね備えてこそのコラボだと。謝るしかなかった=芸では無かったと皆薄々解ってたんだろうね。

「新しい笑いの形を」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

バラエティが過激になっているのは、今に始まったことではな いのですが、他の有名人をやり玉にあげて、笑いをとるやり方 には、うんざり気味です。パロディーは手軽に笑いと視聴率が 取れるんですが、もっと放送作家に頑張ってもらいたいです。

「放送内容が問題ではない」
葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
バラエティは人の尊厳を蹂躙することがしばしばあり、今回は王さんが抗議したから 騒動になっただけで、見過ごしていることも多いだろう。こういう笑いが面白くない かといえば、面白いのです。放送は作られるものだから、意識を持って事前に承諾を 得ればいい。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★★★
高橋★★
田中
浅羽




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