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2003年9月3日号(毎週水曜更新)

世界陸上、ドラモンドを追放

 国際陸連(IAAF)は26日、男子短距離のジョン・ドラモンド(米国)を世界選手権の失格選手として大会から追放すると発表した。同選手が24日の男子100メートル2次予選で、フライングのため失格となった判定を不服として強硬に抗議したことに対して制裁した。
 ドラモンドは責任を認め、世界選手権を含めた今季の残り試合への出場を辞退すると発表したが、IAAFはその上で厳しい処分を科した。
 ドラモンドは「自分が違反をしていないと信じたため抗議したが、競技を傷つけたり、他の選手やファンに迷惑をかける意図はなかった」との声明を出した。


[毎日新聞(8月27日)より引用]

【編集長の目】
ルールだとは分かっていても、やりきれない想いは強いでしょう。アスリートは人を超えた存在だと思っていたのですが、彼らも生身の人間だと知る事ができました。善悪は抜きにして、とても共感できる事件。


「重すぎる処分」
ソフトウェア開発会社 大石誠(29)
国中の期待を背負って出場したのに結果が『失格』では・・・国内の選抜で戦った相手にも合わせる顔が無い。自分のパフォーマンスに自信があるから、そして勝負に真剣だからこその抗議と受け取りましたがどうでしょう?この処分は重すぎるように思います。

「違う方法で抗議したら」

大学院生 服部圭介(26)

素人目には納得いかないルールの改変があったそうですが、それはレース前から既知なわけで、やっぱり本番でダダ捏ねるのはスポーツマンとして美しくない。ルールを変える為の実力行使ならば、コース外で1時間ほど涙するフリをする方が効果的だったですし。

「きっと彼は大真面目」

iモードコンテンツ会社 斎藤滋(25)

まるで大きなダダッ子。でもその後の涙と合わせると、それは10秒前後で全てを出し切らなければいけない、一瞬にかけるアスリートの真剣さのあらわれにも見えてしまって。ちょっと可愛そうに思えてきてしまいます。だから、陸上界追放は許してあげて欲しい。

「抗議が許されない理不尽」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
スターターによるタイミング差が激しかったという今回の世界陸上で、フライング=即失格は厳しすぎる。それなら主催者側も審査されるべきだ。確かに抗議の仕方には問題があった。でも、事実と違うなら抗議して何が悪い?ルールは常に正しいわけじゃない。

 

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