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2003年9月17日号(毎週水曜更新)

9.11、あれから二年

 テロリストに乗っ取られた航空機が米国の心臓部を直撃、世界を揺るがせた米中枢同時テロの発生から11日、丸2年を迎えた。ニューヨーク・マンハッタンの世界貿易センタービルの崩壊現場では午前8時半(日本時間午後9時半)すぎ、犠牲者の遺族ら数千人が追悼式典に参列、静かに祈りをささげた。
 「対テロ戦」を掲げブッシュ米大統領はアフガニスタン攻撃に続いてイラク戦争を開始したが、復興プロセスは泥沼化。戦争の完全終結の見通しが立たず、爆弾テロが続発するなど、ブッシュ戦略は逆風に見舞われている。テロから2年のこの日を世界の市民は、重く複雑な思いで迎えた。


[共同通信(9月11日)より引用]

【編集長の目】
二年前のテロ事件以来、対テロの戦いに突き進んできたアメリカ。しかし解決には程遠い。考えれば考えるだけ、あの事件は複雑だ。私自身、未だにあの事件の本質を捉えることができないでいます。


「複雑な気持ち」
大学職員 石井涼子(23)
今は、アメリカがしている事が良い事なのかどうか判断がつかない。追悼式の参列者がブッシュ政策の先の平和を望む声も、それが本当に平和なのかと疑問を持ってしまう。今はまだ状況を見守っているしかないのかな。アメリカイラク問題、この先も長く続きそうだ。

「過去の惨事?」

ポータルサイト 高橋明彦(29)

思い返してみて…あの惨事の本当の理由も結果も反省も僕は何も解らず、いまだ全てが闇の中だと感じてる。2年経った今日もあの事件が僕は「怖く」感じます。次に建つモニュメントが無事で存在できる保障などまだ何も無いのですから。皆さんはどう感じてます?

「和解なければ評価できず」

大学院生 服部圭介(26)

2年前、「この出来事が一体何だったのかが解るには数年かかるだろう」と、私はそう考えていた。2年経った今、やはりまだどう評価していいのかわからない。それはあれ以降まだ一度も被害者側と加害者側の銃を持たない話し合いの場を見ていないからだと思う。

「心の傷跡」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
あのとき私は、夜遅くまで起きていて、テレビをみていてびっくりしたことを思い出す。アメリカ人の友人が、WTCビルで働いていて、とても心配した。彼は生き延びたが、今でも、飛行機をみると恐怖感を感じるらしい。心の傷跡はまだ残っている。

 

ニュース関心度合計(/20)

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高橋
服部
田中




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