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2003年9月17日号(毎週水曜更新)

宮本亜門、ブロードウェーで演出

 人気演出家の宮本亜門(45)が来年10月、ミュージカルの本場、米ブロードウェーで演出家デビューすることが11日、明らかになった。本紙の取材に応じた亜門は「今までやってきたことがようやく認められた感じ」と感無量。東洋人の演出家がブロードウェーに進出するのは初めてのこと。まさに、日本の演劇界の歴史に新たな1ページを記す快挙となる。
 大きな夢が現実のものとなった。亜門が正式にオファーを受けたのは、約1カ月前のことだ。「正直言って驚きました。聞いた時は、思わずYES、YES、YESと両手を上げて喜びました。いつか本場の彼らとクリエーターとして対等に仕事をしたいというのが僕の希望でしたから」
 作品は、スティーブン・ソンドハイム作詞・作曲、ジョン・ワイドマン台本の「太平洋序曲」。劇場はブロードウェーでも有名な「スタジオ54」。客席は、1000席を超える大劇場だ。現在は、人気ミュージカル「キャバレー」をロングラン中だ。プロデューサーは、アントニオ・バンデラス主演の「ナイン」などを手掛けるトッド・ヘイムズ氏。「現地の舞台関係者なら、“トッドと会ったのか”と言われるくらいの凄腕。自分がやってきたことが認められた気持ち」と笑顔で話した。


[スポーツニッポン(9月12日)より引用]

【編集長の目】
何回か宮本さんの舞台を観ましたが、確かにおもしろかった。自分の知っている才能が、本場でどれだけ通用するのか?見てみたい。そして、本場で磨かれた後の舞台を再び見たいです。


「演劇はいつも母と」
大学職員 石井涼子(23)
先日ローラン・プティのバレエを見に行った。あまりに斬新な演出だったので古典的なものしか知らない私には衝撃が走った。ミュージカルっていったら浅利慶太しか知らない。宮本亜門も斬新な人だからきっと既存のイメージを覆してくれるだろう。母におねだりか。

「外国で有名な日本人」

ポータルサイト 高橋明彦(29)

たけしとか村上隆とか…映像的にオイシイ人ばかりじゃなく、こういう世界で密かに認められた人をメディアはちゃんと取り上げて欲しいと。クラシックとかバレエとか「世界では認められてるけど日本ではタダの人」ってのは文化的に悲しい現象です。

「わからなくても嬉しいニュース」

大学院生 服部圭介(26)

演劇に造詣のない私でも「ブロードウェー」と聞けば黄門様の印籠のようにすぐさまひれ伏してしまうほど有名なブロードウェー。そこで演出をやるんだからきっとスゴイことなんだろうな、なんて全く素人的で権威主義的な私だけど、うん、やっぱり素直に嬉しい。

「再び光る演出家」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
あれだけマスコミに出ていたのに、ぱったり消えたと思ったら、ブロードウェーへ進出。そういえば、沖縄へ引っ越したのは、忙しい生活から離れて、自分を見つめるためだと言っておられた。リフレッシュした新しい亜門さんに期待したい!

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★★★
高橋★★★★
服部★★
田中★★




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