自社ソフト不正使用に懸賞金 |
「当社のシステムを不正使用できた方には懸賞金を提供」-。コンピューターソフト開発のオフィスヒラカワ(具志川市、平川靖社長)は、同社が開発した販売時点情報管理(POS)システムソフト「ぽす助」について、不正使用防止のシステムを解除できたり、海賊版としてのコピー使用が可能であることを実証した人に150万円の「検証金」を提供するユニークな商品のPRキャンペーンを始める。
結果次第では商品の信頼性も疑われかねないリスクを背負った企画だが、「もしシステムが破られたとしてもその不備をシステムを修正、再構築するいい機会となる」(平川社長)としている。
「ぽす助」はパッケージソフトとして商品化したほか、8月からは同社のホームページからダウンロードし、48日間は無料で試せるサービスを開始している。
49日目以降はソフト価格の9万8000円を支払わなければ使用できないが、これを解除し、不正に使用できることなどを「検証」できた「挑戦者」に150万円を支払う企画だ。
仮に不正使用が実証されれば、来年3月に予定している東京進出の延期も検討する。「社運」もかけた企画となるが、平川社長は「全国展開を目指す上で、まずは商品を知ってもらうことが重要。不正使用やハッキングを防止する1つの取り組みにもなる」と話す。
地元紙や専門誌などに広告を出し、ホームページ(http://www.officehirakawa.net)上で来年5月末までの期間中、挑戦者を募集する。
安全面に絶対の自信があっての企画のように映るが、「正直私は自信がないが、担当者は破られることはないと言っている」(平川氏)という。
琉球新報(10月17日)より引用]
【編集長の目】
極論を言えば、不正使用が絶対無理なソフトなんてあるんでしょうか。しかし、宣伝としては注目もされ認知度もあがるし、とても良いと思います。懸賞金以上の効果があるのではないでしょうか。
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「破れないガードはない」 |
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ソフトウェア開発会社勤務 大石誠(29)
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データがある種の『法則』に則って作られている以上、コピーできないソフトは存在しない。私はやろうとは思いませんが…むしろ懸賞金をかけた事によって世のクラッカー達の目にとまり、破られた時に会社はどう反応するんだろうか?なんて考えてしまいます。
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「宣伝効果は絶大」 |
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プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
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ソフトウェアのクラック自体はわりと簡単らしい。150万円も皆で山分け制度なので、一人の取り分はさほど多くはないかも。それよりも、こうやってニュースに取り上げられる事による宣伝効果は高い!!HPもアクセス急増とのこと。宣伝上手です。
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「で、実力のほどは??」 |
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iモードコンテンツ会社勤務 斎藤滋(25)
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営業「検証金150万で噂になった『ぽす助』です」 客「おぉ!あれぇ!面白いことするよね。試してみようかな」 〜数日後〜 営業「いかがでしたか?」 客「う〜ん、使ってみたんだけどさ、イマイチなんだよね〜」…とならなければいいんですがね。(笑)
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「かっこいいぞ」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
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「隙があったらかかって来い」なんてカッコいいです。どう転んでも前進する企画ですが、一気に突き進むために、逆風も強くなることを引き受けている意気込みが素晴らしい。ここは是非とも不正使用が実証され、更に強力な製品を開発してほしいところ。
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ニュース関心度合計(/20) |
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大石★★★★★
前田★★★★★
斉藤★★★★★
浅羽★★★★★
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つまり二度、3点などをつけてはいけない。
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