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2003年11月5日号(毎週水曜更新)

政権選択を問う戦い

 衆院選公示から一夜明けた29日午前、与野党の党首は全国各地の重点区を中心に遊説を本格化させた。各党がマニフェスト(政権公約)を掲げて有権者に「政権選択」を問う戦いは早くも過熱してきた。
 小泉純一郎首相(自民党総裁)は長崎県大村市の街頭演説で「小泉は退陣しろというなら、野党を応援していただいて結構だ。しかし引き続きやれということなら、私は歯を食いしばって日本をより強い国にするため頑張りたい」と強調、政権継続へ支持を訴えた。
 民主党の菅直人代表は、大阪府吹田市内で街頭に立ち「抵抗勢力のドンと手を組み小泉首相自身が自民党に取り込まれた」と、小泉政権では改革は進まないことを指摘。「米国や韓国では行われているが、北朝鮮と日本では行われていないことがある。それは政権交代だ」と政権奪取へ強い意欲を示した。
 社民党の土井たか子党首は、自身の選挙区の兵庫県西宮市で「小泉内閣は憲法改悪内閣で、後で『しまった』と思うようなことにはしたくない」と強調。保守新党の熊谷弘代表も地元・静岡県浜北市で「景気、暮らしなど国民の一番の心配に政治がしっかり答えを出すことが必要だ」と訴えた。


[共同通信(10月29日)より引用]

【編集長の目】
いままでの選挙より、明らかに国民の注目は集まっています。 要因はいろいろあるでしょうが、一向に良くなっていないように感じる景気等からくる閉塞感に、みんな黙っていられなくなっているのではないでしょうか?自民党・民主党どっちが勝つにせよ、その責任は大きいです。


「硬めのマニフェストを」
大学職員 石井涼子(24)
実家では政策が何であれ近くに住む顔なじみの政治家に票を投じるのが当たり前で、私はずっとそれが嫌だった。だからマニフェスト選挙への期待は大きかった。が、蓋を開けてみればやはり曖昧な政策ばかり。私は数字と図表を使って論文調に書いて欲しかったな。

「時代の潮流」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

今回本格的な政策比較を見てて、今までにない「未来を選択する」感覚に正直吃驚してます。これ選挙の面白さだと実感しつつ、久々に国が良い方向に動いてるかな?と素直に思ってます。選挙、さらには「自分が選択した未来」の結末を含め…楽しみですね。

「政権交代せずとも」

大学院生 服部圭介(26)

民主党が政権交代を狙える政党になって以来、民主党には野党にありがちな「与党の全てに反対」という無責任さが無くなった。これが2大政党制なんだなぁと初めて実感した。負けても民主が健闘し、自公保:民主=6:4くらいになれば、政治は良くなる。きっと。

「政治の実行力が焦点」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
個人的には比例では自民党に入れるつもり。選挙に勝つことと実際に政権を実行している力は、全く違う。小泉政権で流れている「現在の」改革は絶対に変えては行かないと考えている。選挙の以前に今流れている政治を軸に考えていきたい。

 

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