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2003年11月5日号(毎週水曜更新)

自殺防止アイデア募集

 深刻な社会問題になっている自殺への関心を高め、少しでも減らそうと大阪府が11月から、防止対策のアイデアと標語を募集する。
 「こんな電話相談窓口を増やしたらどうか」といった具体的な提案を受け付ける。応募条件はなく、優秀な内容には記念品を贈る。
 中高年の自殺急増で、大阪府は5年連続で自殺者が2000人を突破。企業や医療関係者らでつくる府の懇話会が、対策を検討している。
 懇話会座長の清水新二奈良女子大教授は「自殺をなくすことはできないが予防は可能だ。従来の対策に加え、新たな取り組みが必要になっている」と話している。

 締め切りは2004年1月5日。問い合わせは同府精神保健福祉課、電話06(6941)0351(内線2525)。


[共同通信(10月31日)より引用]

【編集長の目】
一昔前に比べて、社会の自殺への理解度が格段に上がっていると思います。今の自分は大丈夫だけれど、将来ずっと大丈夫かと言われれば断定はできない。極論を言えば、今、国民全体が自殺予備軍ではないでしょうか?異常事態。本腰でこの問題に取り組んでいかなければ。


「精神科へ行きやすく」
大学職員 石井涼子(24)
人間ドックに精神科検診必須とするってのはどうでしょうか。検診代は行政持ちで。少しは精神科へ行きづらいという壁が崩れそうな気がします。ちなみに、うちの大学のカウンセリング室は無料だからか予約でわりと埋っているそうです。ビックリしました。

「生きたい手助け」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

最も楽な逃避、死ぬ権利…いろいろな解釈があるけど「本当は死にたくない」人を救えればと僕も思います。例えば…昔の尼寺みたいに無条件に人生全てからの一時的逃げ場所を用意してあげるのはどうかな?まず落ち着く事で光が見える事もあると思うから。

「サービスより介入」

大学院生 服部圭介(26)

「自殺しようとする者に対して公共機関が様々なサービスを用意したとして、彼らがそれを利用するのだろうか」という素朴な疑問が湧いてくる。彼らに必要なのはごく近くの人との「鬱陶しい程の」関わりだと思う。それを取り戻すのはさらに難しいのだが。

「新しいオトコつくり」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
1998年の日本の自殺数は3万件強。そのうち、男性の割合は71%。戦前から男性の自殺は多い。昔からの「男らしさ」という呪縛がプレッシャーになったのだと考える。地域社会で、自殺するまで思いこまないような男性教育を考える必要がある。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★
高橋
服部
田中




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