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2003年11月19日号(毎週水曜更新)

自衛隊派遣、年内は見送り!?

 ラムズフェルド米国防長官は14日午後、就任後初めて来日し、同日夕、首相官邸で小泉純一郎首相と会談した。イラクへの自衛隊派遣に関し、首相は「情勢は決して楽観を許さない厳しい状況だ」と述べ、年内見送りも含め派遣時期を慎重に判断する意向を示した。同長官は「ブッシュ大統領は(復興を)絶対にやり遂げる決意だ」と指摘、両者はイラクの民主的政権樹立へ協力することで一致した。
 会談後、首相は記者団に、ラムズフェルド長官から自衛隊派遣時期について具体的な要請はなかったことを明らかにした。
 会談は約50分行われ、福田康夫官房長官やベーカー駐日米大使らが同席。ラムズフェルド長官は会談で、4年間で最大50億ドルを拠出する日本の資金協力に謝意を表明。「イラク国民の圧倒的多数はフセイン前政権からの解放を喜んでいる。数千人だけが不満を持っている」と強調するとともに、イラク人への早期の主権移譲に努めるとの米側の立場を説明した。


[時事通信(11月14日)より引用]

【編集長の目】
苦境に立たされているアメリカからしたら、「早く来いよ日本」という感じでしょう。このままだとアメリカの信頼すら失ってしまいそう。今、日本の立場を、はっきりさせる必要があると思います。誰にも良い顔はできないんですから。


「派遣へジレンマ」
大学職員 石井涼子(24)
日本は平和で自衛隊に余力もある。だから他国の平和に寄与したい。という純粋な思いもあれば、中東で日本の主要取引先だったイラクと再び手を結べたらという商売っ気の野心もある。危険は冒せない。だが復興のいいところ取りで他国の反感も買いたくない。

「心身ともに泥沼」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

「泥沼に引きずりこまれそう」という僕の感想は米に言わせりゃあまりに世界平和と秩序に無責任なのでしょうか。毎週人が殺されてる場所に誰を派遣する気なのか?と。現地に一緒に行けない場所なら行かすべきじゃないよね。

「解決できない?」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

アメリカは不可能なことに手を入れてしまったのではないだろうか。きっとアメリカも国連も主導者にはなれない。主権がイラク国民なら、主導者もイラク国民であるべきです。民衆が納得する主導者が現れるまで、どれだけの人と金が失われるのでしょうか。

「派遣を前提に考える」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
この際、政治的な話しは抜きにして、自衛官の本音を知りたい。もちろん、公にはできないであろうが、自衛官の気持ちを尊重したいからだ。戦地に向かうというとてつもなく重たい話題だから、正面から受け止めたい。自衛隊に敬意を表したいから。

 

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