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2003年11月19日号(毎週水曜更新)

土井たか子、党首辞任

 社民党の土井たか子党首(74)が13日、党首を辞任した。今回の衆院選で大敗した責任を取ったものだ。衆院選で議席を解散時勢力の3分の1となる6議席まで減らしたことに加え、党の象徴である土井氏の党首辞任により、前身の社会党時代から長年にわたって戦後政治の一翼を担ってきた社民党は存亡の危機を迎えた。
 土井氏は同日午前の常任幹事会で、「(衆院選での)党の敗北の責任は私にある。党再生のため、辞任したい」と述べ、了承された。常任幹事も全員が辞任することを決めた。
 その後、党本部で記者会見した土井氏は、「誠に厳しい、今度という今度は全党上げて再起に立ち上がらねばならない選挙結果だった。党全体に責任があり、辞任を決意した」と強調。さらに、「党を立て直し、しっかり平和憲法を守る姿勢で政治に臨むため、社会的に弱い立場の側に立って行動するため、社民党の一議員としてこれからも頑張っていきたい」と語った。
 社民党は15日に両院議員総会を開き、後任の党首を選ぶ方針だが、福島幹事長らが浮上している。


[読売新聞(11月13日)より引用]

【編集長の目】
社民党は無くならないで欲しいのですが、一枚看板の土井さんの党首辞任でより苦境に立たされるのではないでしょうか。こうなったら、思い切って若い人を前面に出したらどうでしょう。小さな政党になったからこそ出来る、大きな改革をして欲しいです。


「政党政治の良き政治家」
大学職員 石井涼子(24)
彼女は政党政治時代の良き政治家だと思う。党の信念を作り守るその姿勢には圧巻する。ただ昔のように政党の差異を見出せない昨今、その姿勢には疑問を感じる。党の存続が国の発展にどう影響するのだろう。党が無くなっても優れた政治家がいればそれでいい。

「力及ばずながら…」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

党首就任から17年…党の衰退すら背負わされた土井さんに思いを馳せると…正直お疲れ様と思います。党は消滅の危機ですが…愚直に護憲や平和を謳う「選択肢」は日本にとっても残しておくべきだ、と改めて思っています。

「社民党=女性党」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

社民の存在意義は、実は護憲ではなく女性の政治・社会参加と地位向上だと思う。マドンナ旋風は土井さんの一番の成果だったし、辻本氏がムネオを叩く姿はその象徴にも見えた。いま一度田嶋陽子を迎えて女性問題を掲げれば、その意義も保たれると思う。

「予想を裏切って!」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
後任の福島氏は弁護士としては尊敬。国の政策というマクロ的な活動にはなかなか力を発揮していないような気がします。そんな福島氏しか人材がいない社会党が不安です。予想を裏切る活躍を期待したいです。社会党の理念は存在価値があるからです。

 

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