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2003年11月19日号(毎週水曜更新)

博多の人工島に「宮崎駿ワールド」

 福岡市と第三セクター「博多港開発」が開発している博多湾の人工島(同市東区香椎浜)で、アニメの巨匠、宮崎駿さんの発想に基づく街づくりが進められることになった。長引く景気低迷で土地の分譲が不安視される中、ブランド力をつけようと市が2年半前から温めていた構想。「子供たちが伸び伸びと育つ」街づくりを目指す。早ければ05年度末にも人工島に“宮崎ワールド”が出現する。
 エリアは、人工島南東部の住宅ゾーンで、将来乗り入れが計画されている地下鉄アイランド線(仮称)第1駅の周辺。市住宅供給公社が02年度から3年がかりで購入する約12ヘクタールと、博多港開発が独自で開発する予定だった約6ヘクタールを合わせて開発することにした。
 個性がなくなりつつある現代の子供たちを見て考えた宮崎さんの街づくりは、解剖学者の養老孟司さんとの対談集「虫眼とアニ眼」(徳間書店)にイラスト入りで収録されている。まず、一番いい場所にコンクリートやプラスチックが見えない保育園を作る。そこでは木や土、水と火、生き物に触れることができる。町の中心には原っぱがあり、家々には塀がない――など。宮崎さんはこの人工島での実現を念頭に置いて描いたという。


[毎日新聞(11月12日)より引用]

【編集長の目】
試みとして、大変興味深いです。どういう町並みになるのか、想像がつきません。宮崎駿のセンスの、お手並み拝見という感じでしょうか。なんだかんだ言って住人は、集まるんじゃないでしょうか。


「理想郷と現実の住まい」
大学職員 石井涼子(24)
都市公団のCODAN東雲等いかに居心地良く住むか考え創造した街は好きです。理想郷造りはバビロン空中庭園から続く人類永遠の夢だと思います。ただ実際に住むとなると何のコンセプトもない複雑な街に埋もれつつも自分を見出していきたいと思いますが。

「ユメノアルマチ」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

なんらかの思想・特色のある街づくりは強く賛成。日本の街はどこを切っても同じ風景、文化、歴史…人すらよく見えない。これだけ平和なんだからもっとイロイロ遊んべるでしょ。シニアタウン、車禁止の街とか…面白くない?(笑)

「理想と現実」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

日本の経済発展と共に行き着いたものがタコ壷型の詰め込み建築で、現在の先端も都心に巨大ビルを建築してビル自体に街を詰め込むという構造です。自然と共生する広い街づくりで、果たして採算が取れるかどうか心配です。夢の街は高くなりそうですね。

「ずーっと続けて!」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
コンセプトもいいし、具体的なプランもある。でも、誰が経営するのか?ジブリ?自治体?どちらにしても、経営者の力が試される。イイものだからこそ、長期的に継続できる人工島を運営して欲しい。単なるニュースで終わって欲しくないです。

 

ニュース関心度合計(/20)

石井★★
高橋
浅羽
田中




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