どうなる?イラク派遣 |
政府は27日、イラク復興特別措置法に基づく自衛隊派遣の基本計画を来週にも閣議決定する方針を固めたことを受け、派遣の具体的内容の検討を本格化させた。政府は、航空自衛隊のC130輸送機をイラク周辺国に限定して派遣したり、陸上自衛隊の本隊派遣前に現地との調整業務に当たる先遣調査隊約30人を送るなどの方法で、年内も含めた早期派遣を模索している。
イラク南部に派遣されていた自衛隊の専門調査団の一部が27日帰国し、石破茂防衛庁長官に調査結果を報告した。調査団は陸自の派遣予定先サマワの治安状況について「部族社会の機能が働き、比較的安定している」と報告。陸自部隊の宿営地として「サマワ中心部から数十キロ南方の砂漠」が適当と進言した。調査内容は飯原一樹防衛局長を通じて首相官邸にも伝えられた。
政府が策定する基本計画には、実際の派遣時期は明示されない見通しだが、来週にも閣議決定することで日程的にはなお年内派遣の余地を残す形となる。計画には陸海空自衛隊すべての派遣を盛り込む方針だ。
イラク情勢の悪化を受け、先行派遣も検討されている空自輸送機については、ミサイル攻撃に対処する装備の装着を待っていると年内派遣に間に合わないため、軽装備のまま安全を確保しやすいクウェートなどの周辺国にまず派遣する案が浮上している。
[毎日新聞(11月27日)より引用]
【編集長の目】
かなり複雑で厳しい状況になってしまったイラク。日本はどうするのか?明確な理由をもう一度確認したい。なんとなく、いつの間にか派遣するのだけはやめて欲しい。
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「米に協力ではなく」 |
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大学職員 石井涼子(24)
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海外青年協力隊に参加した友から国を一から作る事の大変さを聞くと、日本がイラクの復興支援は意味ある事と思います。それは米に協力するのではなく、日本対イラクの問題だと思います。私は年内派遣にこだわらず、状況を見極めて進めていって欲しいです。
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「犠牲は最小限に」 |
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ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
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死で悟る…悲しすぎる程予想通りの展開。そして起こる盲目的な反対運動と、遺志という大義名分を謳う人たち。実際「もう引くべきか」「もう引けないか」を考える。もう引けないなら…せめて完全武装・防御での派遣を望む。
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「だけど派遣は必要」 |
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フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
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外交官が殺害されて、自衛隊も最悪の事態を「前提」として考えることが必要になったと思います。それでも私は自衛隊を派遣すべきだと思っています。今まで財政面だけしか国際援助してこなかった日本が変われるチャンスだと思うからです。
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「ちゃんと話しかけるべき」 |
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大学院生 服部圭介(26)
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リーダーである首相が黙って「状況を見ている」にも関わらず派遣準備は進むこの状況が怖い。首相がゴールデンタイムにテレビで国民に「派遣による国益、目的は何か」を直接語りかける、それができるのが小泉だと思っていた。このままの派遣は断固反対だ。
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