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2003年12月10日号(毎週水曜更新)

鹿島秋田リストラ

 鹿島DF秋田豊(33)が2日、戦力外通告を受けた。チームの黄金期を支え、日本代表でも2度のW杯を経験した「鹿島の顔」への0円提示。今後は、J1クラブを中心に移籍先を探すことになる。天皇杯を残してすでに2大タイトルを逃した鹿島は来季、大幅な世代交代を断行。秋田とともにチームを支えたDF相馬直樹(32)も解雇された。鹿島は、秋田の後がまとしてJ2水戸DF田中マルクス闘莉王(22)獲得を目指す。
 鉄人の目から涙がこぼれ落ちた。鹿島の牛島洋社長から受けた衝撃の戦力外通告。その後、鈴木満強化部長と今後について話し合った時だ。わずか3日前、あと1歩でステージ優勝を逃した時も涙を見せなかった秋田が泣いた。11年間の苦労と栄光が頭をよぎった。鈴木部長ももらい泣きし、2人で延々と涙を流した。
 秋田「悔しいというよりも、いろんな思い出があって泣いた。プロの世界は厳しい。常に優勝を狙うチームが今年は優勝できなかった。誰かが責任を取らないといけない。プロとして受け止めなければいけない現実だし、仕方ないこと。頭を切り替えるしかない」。


[日刊スポーツ(12月3日)より引用]

【編集長の目】
鹿島の顔とも言える選手だっただけに驚きました、かなり。しかし、プロスポーツの世界としては、当たり前の事なんですよね。そうしたシビアさがあってこそ、お客を興奮させる試合ができるんでしょう。


「他チームで鹿島を見返せ」
システム開発会社勤務 大石誠(29)
ジュビロファンの自分としては秋田は憎らしい選手でしたが、この戦力外通告は残念。DFは経験が求められるポジションなので、他チームからオファーがきっとあるはず。一線から引退するなんて言わないで。現役続行表明を期待してしまいます。

「熱いスポーツだからこそ」

プロバイダー会社勤務 前田智美(23)

サッカーの選手生命は短いと聞きますが。切ないですねえ。中身の濃い時代をすごした選手ほど、尚更です。あの熱狂は?あの一体感は?サッカーにおける情熱を思えば思うほど、諸行無常の鐘はしんどいです。まだ完全に終わったわけではないけれど。

「まだ過渡期にある」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

Jリーグには存続自体危ういチームもあるし、まだ制約の中で発展する過渡期にある。実力選手の海外クラブへの移籍をもっと頻繁に行っていけば、クラブ側にも移籍金を得る体制が作られていくだろう。秋田選手の解雇がこれからの発展の原動力になるはずです。

「涙の価値」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
サッカーのことは正直分からん。でも最近、男が泣く姿をよく目にする。そして「女が泣いても、男は泣くな」という常識が、男の涙を美しく見せている気がする。この常識、もう無くしても良いのでは?男の女々しい涙や、女のかっこいい涙だってあるはずだから。

 

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