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2004年1月7日号(毎週水曜更新)

韓国日本文化開放

 韓国政府は1月1日、日本大衆文化の第四次開放措置を実施する。同日午前零時からケーブルテレビが日本のロックバンドのコンサートを生中継、1月初旬には有料テレビで日本のテレビドラマの放映も相次いで始まり、完全開放に向けた大きな転機となる。
 今回の措置で、音楽CDやゲームの販売、映画上映は全面開放され、放送分野では、ケーブル・衛星テレビでのドラマ放映や韓国内で行われる日本人歌手のコンサート中継なども対象となった。
 日本の人気ロックバンド、チューブが12月31日深夜から1日未明にかけてソウル市内で開くコンサートを、音楽専門ケーブルテレビが生中継。
 1月5日には松嶋菜々子さんが主演した「やまとなでしこ」(フジテレビ系)をMBCドラマネットが放映し、6日には金城武さんと黒木瞳さん主演の「ゴールデンボウル」(日本テレビ系)をSBSドラマプラスが放映する。
 韓国政府は、国内業者への打撃が予想される劇場用アニメの開放は2006年1月とし、バラエティー番組や地上波テレビでのドラマ放映の開放も見送ったが、第五次開放では、全面開放に踏み切る意向。
 韓国のドラマが日本で人気を呼ぶなどの自信も背景にあり、両国間に残る「文化の壁」は近く完全に取り除かれることになりそうだ。


[共同通信(12月31日)より引用]

【編集長の目】
本当の意味での国交の為には、まず文化交流が欠かせないと思うんです。お互いの文化を心から認めあえた先にこそ、日韓の新しい時代がやって来るんじゃないでしょうか。希望も含めそう思います。


「ここから始まる」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
過去に執着すると何も見えなくなる、進めなくなる。それを日本人の私が口にすると、韓国の方々からは良くは捉えられないのかもしれません。それでもやはり声を大にして言いたい。日韓の新しい関係が始まる年に。大切なのは今、そしてこれからであることを。

「冬のチューブか…」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

日韓って、まだまだ日本の「温度」が低いのが勿体無い。BOA、シュリ、猟奇的…、すでに僕らに「楽しさ」を与えてくれてるので、もっと相互交流してお互いの「楽しさ」を共有して、娯楽を2倍にできるような関係を期待します。

「自ら交流の渦へ」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

政府が国民感情だけでなく、韓国経済のことを配慮にいれて、規制を制限したと言うことは新しい一面だと思う。熊本から1時間半でいける韓国直通便もあることだし、一度ゆっくり韓国に行ってみたいと思った。そして、若者の新しい文化交流の当事者になってみたくなった。

「健全な友好関係を」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
韓国の冷え切った市場を活性化させるという思惑があるのかもしれないが、理由は何にせよ喜ぶべきことだ。国同士の交流には娯楽がもっとも適していると思う。どんどん積極的に開放してほしい。文化が規制されているという状態は、とても不健康だと思うから。

 

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