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2004年1月7日号(毎週水曜更新)

人口自然増加、初の10万人割れ

 2003年に生まれた赤ちゃんの数から死亡者数を引いた人口の自然増加数は、前年より7万5000人少ない9万6000人にとどまる見通しであることが、厚生労働省が31日に公表した人口動態統計の年間推計で分かった。年間の自然増加数が10万人を割ったのは、統計を取り始めた1899年以来初めて。同省は日本の人口が07年から減少に転じると予測しているが、いよいよ秒読み段階に入ったといえそうだ。
 推計によると、赤ちゃんの出生数は3年連続で減少し、112万1000人と過去最低を更新。一方、死亡者数は1〜2月にインフルエンザの流行で1000人近くが亡くなったことなども影響し、戦後2番目に多い102万5000人に上る見通しだ。
 また、03年に結婚したカップルは前年より約2万組少ない73万7000組だったが、増加を続けていた離婚件数も13年ぶりに減少し、前年に比べて約4000組減の28万6000組となる見込みという。


[毎日新聞(1月1日)より引用]

【編集長の目】
最近年金の問題を考えるにつけ、人口が減っていく怖さが実感されてくるようになりました。年金だけじゃない、弊害はさらにあるはず。過剰反応な部分もあるんでしょうけど、人が減った未来の日本は怖い。


「未だ実感わかず」
プロバイダー会社勤務 前田智美(23)
人口が減っていく実感がまだわかない。生まれ消えていく命の1つ1つが当事者にとっては大きなドラマであって、今はまだ国という大きな単位で捉えきれない。私という人間のキャパは狭い。これが己の行く末に待ち伏せる年金問題に絡むというのに。

「報奨金1000万ならどう?」

ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)

僕は3人兄弟なのですが…実際この日本で3人を育てると思うと…目まいが(笑)それが如実に物語ってるかと。しかも僕の年に両親は8歳の兄貴がいたと考えると…更に頭痛が=晩婚化。これじゃ子供は増えないですね。

「解決策が浮かばない」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

先日の同窓会で、すでに子供がいる同級生も結構いた。話しをすると、子供はせいぜい二人が精一杯という感じ。子育てや教育費のことを考えると、自分も納得してしまった。人口が減るのは問題だが、育てることもできないのに、子供を産むのも無責任だし。うーん、すごく難しい問題です。

「歯止めが利かない」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(30)
先行き不透明な経済状況、止まらない失業率の増加、高額な学費、様々な要素が「子供を産むと苦労するよ」と言っている。子供にも親にも厳しい今の世の中。このままだと、少子化は更なる少子化を呼ぶだろう。国が率先して子を持つ家庭を援助していくべきだ。

 

ニュース関心度合計(/20)

前田★★
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田中
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