イラク先遣隊出発 |
イラク復興支援に赴く陸上自衛隊の先遣隊約40人は16日午後7時過ぎ、成田空港から民間航空機でクウェートに向けて出発した。17日にもクウェート入りし、数日後にイラク南部のサマワに入る。
先遣隊は、現地で治安状況の調査や部族長らとの調整を行い、石破防衛長官は今月下旬に出される報告を受けて本隊に派遣命令を出す。中軸となる陸自の先遣隊派遣により、日本のイラク復興支援は本格的な第一歩を踏み出した。
先遣隊員はこの日、東京・市ヶ谷の防衛庁で行われた編成完結式、隊旗授与式に臨み、隊旗授与式で石破長官から「(支援活動を通して)現地の人の信頼を勝ち得てほしい」などと激励を受けた。
続いて隊員は家族や職員ら約600人が見送る中、儀仗(ぎじょう)広場を行進。先遣隊長の佐藤正久・1等陸佐は「気負うことなく、培ってきた経験と技量を発揮し、任務を全うしたい」などと決意を語った。
この後、隊員はバスに分乗して成田に向かい、テロを警戒してスーツに着替えて飛行機に乗り込んだ。
[読売新聞(1月17日)より引用]
【編集長の目】
行くからには日本の代表として、誇りをもって仕事をしてきて欲しいです。無事を祈ります。サッカーや野球の日本代表より、ものすごくシビアな闘いにでかけるこの日本の代表達を純粋に応援したいです。とりまく環境はいろいろありますが。
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「役立ちたい」 |
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大学職員 石井涼子(24)
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賛否両論ですが、私は自衛隊派遣が社会的に成熟しつつある日本がそのノウハウを提供できる第一歩だと思います。社会は、耳を傾け、助け合い、支えあって成立するもの。現地の情報を得、日本として何が出来るのかを私達に知らせて欲しい。綺麗事でしょうか。
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「いくからには」 |
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iモードコンテンツ会社勤務 斎藤滋(25)
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違憲でも合憲でも、自衛隊が行くのが戦闘地域でも、非武装地帯でも、気になることは一つ。対アメリカ外交を考えての派遣なのはわかっています。だけど最低限、現地の人たちの役にたたないと、何の意味もなくなってしまいます。それだけは気にしてほしい。
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「海の向こうの戦争に加わる」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
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幼い頃の記憶にある自衛隊は、機関銃や戦車を使って訓練をしていた。塹壕で敵の攻撃を防ぎ、大砲を撃つ。それは戦争のための訓練に見えた。でもこの年まで、戦争をしなかった。そして今、戦地に向かい、テロの標的になる。支援の名の下に、戦争に参加する。
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「戦地の条件」 |
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フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
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死傷者が出たらすぐに撤退すべきという国民の意見に対し、公明党の冬柴鉄三幹事長は「戦闘地域になるまで撤退はしない」と答えている。さらに「テロは戦闘行為とは一致しない」とも。じゃあ戦地の条件って何?派遣という大きな決断の割に曖昧な点が多すぎる。
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