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2004年2月18日号(毎週水曜更新)

情報印字たまご

 農水省は13日、鶏卵一つ一つに直接11けたのコード番号を印字してコンピューターで情報を管理、採卵した場所や日時をきめ細かく特定できるようにする究極の生産・流通履歴管理(トレーサビリティー)の実証実験を来週、千葉市で行うと発表した。
 偽装表示の防止、不良品の回収、在庫管理などに活用でき、農水省は「消費者と生産者の両方にメリットがある」(消費・安全局)と、実用化に期待している。
 賞味期限とともに11けたのコード番号を卵に直接印刷し、採卵日時、農場、こん包会社、販売会社などの情報を記録する。印字に使うインクは植物油が主原料で、海藻の成分を使って卵の内部に侵入しないよう配慮してある。
 消費者は、パソコンで日本卵業協会のホームページ「たまごの生いたち」を開き、コード番号を入力すると採卵日などを確認できる仕組み。コード番号のけた数を増やせば、鶏舎や卵を産んだニワトリを特定し、その写真をホームページで公表することもできる。


[共同通信(2月13日)より引用]

【編集長の目】
不気味な感じもしますが、最近の食品事情を考えるとここまですべきだと思います。「ある程度お金をかけても安全な食品を」というのが消費者のニーズではないでしょうか。


「なんだか面白そうだ」
大学職員 石井涼子(24)
スーパーに端末が置いてあって番号を入れると生産日時、場所、人が分かる。もしくは、レジで希望するとその日買った品物の生産情報がズラーと出てくる。…面白い。このシステム無味乾燥な都市の消費生活に少しは彩を添える事が出来そう。この先が楽しみ。

「日本は福祉国家」

フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)

日本の食品安全に対する意識はすごいなーとつくづく感じました。ここまで国が取り組んでいるのであれば、税金が高いのはしょうがないことなんですね。税金をこうやって使っているというのを考えると、食品安全面で、世界一の福祉国家ですね。

「転ばぬ先の杖」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

良いことならやった方がいいが、コストの負担者もはっきりしてほしいですね。安全を提供される消費者が負担するのが筋だが、価格が上がると消費は低下します。卵ひとつにどこまで拘れるかとも思うが、牛肉然り、鶏肉然り、問題があってからでは遅いですから。

「1年後には全国区」
フリー編集者 大塚ゆきゑ(31)
殻に賞味期限が印刷してあれば確かに便利。そして本当に管理できるなら、多少は値が上がっても構わない。いつの間にか水を買うことが当然になったように、食の安全に金を払う意識が我々の中に根づきつつある。知ろうとする姿勢はあらゆる制度を進化させる。

 

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