首相、省庁間の人事交流を指示 |
小泉純一郎首相は二十日午前の閣僚懇談会で、今後三年間で中央省庁の課長級を中心とする幹部職員の総数の一割を対象として、他府省庁との間で人事交流を実施するよう全閣僚に指示した。規模は約百人になる見通し。首相は「府省にまたがる内閣の重要課題を担うポストは局長・審議官級も含めて行う」とも述べ、具体例として幼稚園と保育所の一元化に関係する文部科学、厚生労働両省での交流を取り上げた。
福田康夫官房長官は首相の指示について「省庁が『縦割り行政』を繰り返しているようであれば、的確な政策実行判断ができない」と述べ、「縄張り意識」を排除するのが狙いとした。
小泉首相は閣僚懇談会で、若手を中心とする「官民交流」も積極的に進めるよう指示した。
[産経新聞(2月21日)より引用]
【編集長の目】
良いことだとは思いますが、本気で縦割り行政という問題に取り組む気があるのか?が心配。本気なのか、それとも有権者向けのパフォーマンスなのか、小泉さんに対してちょっと疑ってしまうのです。
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「実は…」 |
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ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
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「次はその省に行くかも」って思わせる事で、自然と交流が深まり縦割りも緩和される…結構良い案かと思います。…って、実は僕の正直な所「今まで人材移動って無かったんだ!」が真実です。スイマセン(霞ヶ関の)常識が足らず(笑)
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「縄張りありき、では?」 |
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プロバイダー会社勤務 前田智美(24)
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縄張り意識の塊の上に成り立つ政界。人事交流なんぞして、更に変な縄張りが出来上がってしまうのでは・・てのはマイナス思考すぎるかな。縄張りのない政界というのがイマイチ想像できないので。縦割り行政が崩壊したら、どうなっちゃうの??
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「効果は疑問」 |
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大学院生 服部圭介(26)
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既に縄張り意識がある中で、少しの人事交流に効果があるのか疑わしい。それでも「しないよりはマシ」かもしれないが、交流人員が客扱いされて結局非効率だったりしないだろうか。「採用を各省庁ごとではなく一括採用にする」くらいの大きな変化を期待する。
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「ほそ〜いパイプかも?」 |
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ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(31)
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省庁間の壁がネックとなって行政がうまく機能しないことはよくある。横のパイプを作るのはとても良いことだと思う。がしかし、各々が自分の利益ばかりを追求している中で、果たして本当に実現するのだろうか。只のパフォーマンスで終わってほしくないのだが。
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