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2004年2月25日号(毎週水曜更新)

夢の花粉症完治ワクチン

 国立感染症研究所の阪口雅弘主任研究官らが21日までに、スギ花粉症のアレルゲンを作る遺伝子を注射して完治を目指すDNAワクチンを開発した。犬の実験で、3回の投与で症状を数年間抑えることに成功。阪口主任研究官は「まずはペット用に実用化したい」と話している。
 DNAワクチンは重い病気に限って臨床研究が認められている遺伝子治療の一種で、人間の花粉症への利用が今すぐ認められる見通しはないという。
 花粉症は、花粉に含まれるアレルゲンに刺激された免疫細胞が、アレルギー反応を引き起こす抗体を作るのが原因。同主任研究官らは、この細胞とは別タイプの免疫細胞ができやすくなる塩基配列を持つ環状DNAに、アレルゲンの遺伝子を組み込んでワクチンにした。


[日刊スポーツ(2月21日)より引用]

【編集長の目】
花粉症なので、春はかなり憂鬱です。だから、このワクチンは正に夢。しかし、このワクチンが出るころにはまたあたらしい現代病が出来るんでしょうね。もしかして、完全な五体満足状態って、元々の自然界には有り得ないことなのかもしれません


「世紀の治療法?」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
薄毛と花粉症は「簡単に思われるが実は治療法が困難極まる」病気らしいです。薄毛=死んだ毛根細胞の復活、花粉症は=生物の拒絶反応(アレルギー)というでかいテーマが裏にあるかららしいです。是非他の病気治療にも応用を!

「藁をもすがる思い」

プロバイダー会社勤務 前田智美(24)

私の友人は、毎年この時期に注射を打って、副作用(微熱、倦怠感等)に耐えながら花粉症を抑えています。注射の副作用よりも花粉症の方がしんどいそうだ。重症の人たちにとっては、本気で厄介な病気です。人間に適用されるのは何年後なんでしょうか。

「みんな大喜び」

大学院生 服部圭介(26)

これほど日本の労働生産性を落としているものはないんじゃないかとすら思う程辛い辛い花粉症。しかも患者は年々増え、このままでは全国でスギの木焼き討ち運動が起こるのではと心配してました。これが製品化されれば私も私の家族もスギの木君も大喜びです。

「未来のワクチン」
ソフトウェア開発会社勤務 青木泰子(31)
花粉症はつらいと聞きます。ワクチンの実用化を望む人は多いのではないでしょうか。それにしてもDNAワクチンというのはすごいらしい。花粉症にとどまらず、アトピー性疾患や他のアレルギー、果てはHIV、C型肝炎なども治療できる可能性があるそうです。

 

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