新微生物、1800種発見 |
米エネルギー省は4日、バミューダ諸島沖の大西洋で採取した海水中から、少なくとも1800の新種の微生物と120万個もの新たな遺伝子を発見したと発表した。
海洋に非常に多くの未知の微生物が存在することを示す結果。同省は「新たに発見された遺伝子の中には、太陽エネルギーの利用や二酸化炭素の固定に関連する遺伝子も多く含まれており、将来的に新たなエネルギー利用や地球温暖化対策につながる可能性を秘めている」としている。
この研究は、ヒトゲノム(全遺伝情報)の解析で知られる米国のクレイグ・ベンター博士が設立した生物代替エネルギー研究所が、同省の資金を得て行った。
バミューダ諸島沖の西大西洋、サルガッソー海で採取した海水中の微生物の遺伝情報を、ヒトゲノム解析と同様の方法で解析した結果、未知の遺伝子を持った新種が多数確認されたという。
[共同通信(3月5日)より引用]
【編集長の目】
新種が1800もいるものなんですね。「人間の知らないものはない」なんて思いがちですが、地球上で人間が知らないものの方が多いのかもしれません。こうして地球が人知を超えた存在でいてくれるのは、なんだか嬉しいですよね。
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「・・・さすが」 |
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大学職員 石井涼子(24)
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ヒトゲノムの研究所は私の大学にも3年前にできました。研究者はまだ50名程度。最近やっと日本もゲノムが進んできたなと実感し始めた矢先のニュースでした。・・・さすがアメリカ、新技術には精力的。潤沢な研究資金にアメリカの腹黒い戦略を感じます。 |
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「私たちミンナ奇跡」 |
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プロバイダー会社勤務 前田智美(24)
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1800の新種の微生物と、120万個もの新しい遺伝子。スケール大きすぎてピンときませんが、海って、まさしく小宇宙ですね。水あるところに生命ありき、その生命の多様さに感心してしまいます。そう思うと、自分がヒトとして生れたことさえ、奇跡のように思えます。
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「東京ドーム何個分?」 |
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葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)
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どのくらい凄いことなのかよくわからないところが悲しいですね。きっと目に見える形で微生物エネルギー自動車が走ったり、酸素発生装置が開発されたりすれば、その凄さがわかるのだと思うけど、それを見る前にきっと寿命が来てしまうのもまた悲しい。
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「『未知』という甘美な響き」 |
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ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
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この21世紀の世界でこんな未開の場所がある事に驚愕。ちょっとTVを見るとまるで世界はすべて人の手が入ってるように感じます…そう、電波少年やウルルンは世界のどこでも行ってるようなイメージで(笑)単純に「可能性」を感じて嬉しいです。このニュース。
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