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2004年3月10日号(毎週水曜更新)

ゴジラ、次作で終了

 映画「ゴジラ」シリーズが50周年記念作品「FINAL WARS」(12月11日公開、北村龍平監督)を最後に終了することが2日、東宝から発表された。過去の人気怪獣が10頭以上登場し、ゴジラ引退に華を添える。54年「ゴジラ」からこれまで27作が製作され、観客動員は最終作で計1億人を突破する見込み。富山省吾プロデューサーは「最高のゴジラ映画をつくりたい」と話している。
 54年に「ゴジラ」が公開されてから50年。年末に公開される28作目が、文字通り「FINAL WARS」となることが発表された。
 ゴジラの引退は昨年、新作を検討した段階で決まった。富山プロデューサーは着ぐるみやCGを使う現在の表現方法では「もはや本当に新しい、誰も知らないゴジラはつくりきれない」とシリーズ終了の理由を説明した。

 「FINAL−」はフィナーレを飾るにふさわしい豪華な内容になる。「怪獣ワールドの楽しさを知ってもらいたい」(富山氏)と、過去の作品に登場した人気怪獣を10頭以上、リニューアルさせて登場させる。また最強の新怪獣「モンスターX」も登場。ニューヨーク、パリ、上海、シドニーをまとめて破壊するという。2カ月間の海外ロケを行う予定だ。富山プロデューサーは「オールスターにして最高の技術をもって、最後にふさわしい作品になるだろう」と話した。
 「あずみ」などを手掛けた北村龍平監督がメガホンを取る。北村監督は今年、ハリウッド挑戦する予定をキャンセルして「FINAL−」にかける。「今までにないスケールのものをつくり、世界中をびっくりさせるつもり。ベスト・オブ・ベストなものを作ります」とコメントした。


[日刊スポーツ(3月3日)より引用]

【編集長の目】
個人的には、ゴジラは好きだし、なんでも出来ちゃうCGより着ぐるみの質感が好きなんですが…。残念は残念ですが、着ぐるみ以上の表現方法を得て復活したゴジラは楽しみ。想像もつかない形で復活を希望。安易な復活はやめて欲しいです。


「3D技術と人間味」
大学職員 石井涼子(24)
最近、モーションキャプチャシステムを体感しました。いままで3Dってのは人間味が無く、無味乾燥な動画だと思っていたのですが、実は人間の動きが多分に反映されているのですね。映像が生身の人間から離れないなら着ぐるみを卒業してもいいかなっと思いました。

「作りきれなくていいのです」

プロバイダー会社勤務 前田智美(24)

私が生まれて初めて見た映画が、1984年公開の「ゴジラ」でした。最後にゴジラが炎の中に落ちていくシーンを見た時の衝撃は、今もはっきり憶えています。「新しいゴジラが作りきれなくなった」とのことですが、私はあの頃のアナログなゴジラが一番好きです。

「総集編ではつまらない」

葬儀関連派遣社員 浅羽祐治(32)

常に新しい概念を義務付けられた映画人の宿命との葛藤ですね。でも、今までにないと言いつつも、過去の人気怪獣を大勢登場させるのはいかがなものだろうか。今までの全てをぶち壊すような作品を期待していますが、どうも延長線上になりそうですね。

「大いなるマンネリ」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
これって作り手の飽き+興行的限界?だってファンの希望って限界を破る事でなく「着ぐるみゴジラ」そのものを愛していたと思うから。限界宣言+終了ってゴジラファンを裏切ってる気もしてしまいます。まあ長年働いてきたゴジラにも休みが必要ですか、ね?

 

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