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2004年4月21日号(毎週水曜更新)

イラク人質、全員解放

 イラクの首都バグダッド郊外で拉致され、行方不明になっていたフリージャーナリスト安田純平さん(30)=埼玉県入間市=と、非政府組織(NGO)メンバー渡辺修孝さん(36)=栃木県足利市出身=の2人が17日、バグダッドで3日ぶりに無事解放、日本大使館に保護された。日本政府は2人をアラブ首長国連邦のドバイ経由で帰国させることを検討している。
 イラクで人質となり、15日に解放された高遠菜穂子さん(34)=北海道千歳市=ら3人と合わせ、一連の人質・拉致事件は解決した。
 渡辺さんは、犯人から「日本人はイラクに来ないでほしい。自衛隊にはイラクから出ていってほしい」とのメッセージを伝えられたと話した。
 関係者によると、犯行グループは、服装などからイスラム教スンニ派の中で最も戒律が厳しいワッハーブ派とみられる。2人を米軍のスパイと疑っていたらしい。


[共同通信(4月17日)より引用]

【編集長の目】
解放は喜ばしい事。今回、浮き彫りになったのは、人質の方々の自己責任の問題だけではなく、マスコミのいいかげんさではないだろうか?人情に訴えたり、バッシングしたり、の繰り返し。責任が感じられない。マスコミに振り回されてはいけない。自分で考えなければ。


「迷惑千万。自己責任。」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
でも…彼らは自己責任においてある程度死を覚悟してたと思うのです。誘拐となると自己処理の範疇を超え、助けを求めざるを得なかったと。「死を覚悟」で「死にたい」訳じゃない。皆の憤慨は解るけど、死に直面した彼らにもう少し情けがあってもいいんでは?

「事件を機に考えた」

大学職員 石井涼子(24)

一方的だったな。人道支援で勝手にイラクに自衛隊がいってるが、よくよく考えると日本にも戦後勝手にGHQが来た。それは50年たっても良いイメージを持っていない。良いと思ってやることも相手には傍迷惑な時もある。人道支援を聖域と捉えていたかも。

「冷静に」

大学院生 服部圭介(26)

自衛隊派遣の是非・米のイラク政策の是非・被害者の行動の是非、これらは別個に考えるべきだと思う。今の混沌とした憶測や賛否はこれらを混同して考えることから来るのではないか。この中のどれか一つに全ての悪があるわけではない。一つずつ冷静に考えたい。

「国民へ貢献する一歩」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
日本人の渡航問題に対して、国民が考えるいい機会だと思う。解放された方は心身ともに健康状態はよくないと思われるが、どのように捕まったのか?拘束中はどうだったのか?を説明してほしい。それによって日本へ貢献する形につながると思うので。

 

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