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2004年4月21日号(毎週水曜更新)

クローン猫発売

 「あなたのお好みの猫をつくります」。米サンフランシスコのベンチャー会社「ジェネティック・セービング&クローン」は15日、猫のクローンをつくって販売するサービスを始めることを明らかにした。
 費用は1匹約5万ドル(約540万円)で、既に8匹分が予約済みだという。ペット動物のクローン市販は世界初とみられるが、クローン技術は倫理性や技術の信頼性をめぐる議論が続いているだけに「ビジネス化」には批判の声も出そうだ。
 同社は2001年に米テキサス農工大と協力し、体細胞クローンの技術を使ってクローン猫づくりに成功。「CC(クローンキャット)」と名付けられた雌猫は、今も元気だという。
 体の組織がきちんと冷凍保存されていれば、クローンづくりは可能なため、同社は生きている猫だけでなく、死んだ猫でも注文に応じる。クローン誕生までには約半年かかり、今年11月までに9匹をつくる予定。


[共同通信(4月16日)より引用]

【編集長の目】
倫理的な違和感をどうしても感じてしまいます。亡くなった自分の愛したペットが帰ってくるのは嬉しい事なんだけれども、それをしてしまったら…。論理的ではないんですが、感覚的にどうも駄目です。私の場合。


「ある人には夢の技術」
ポータルサイト勤務 高橋明彦(29)
死んだペット、死んだ人を生き返らせる。その行為を抑える壁は技術面をクリアして「倫理観」だけが残ってるのですね。。僕は敢えて推進派で。誰だって子供が幼く死んだら生き返らせたい。そして僕はその人を抑える理屈を残念ながら持っていないようです。

「会いたい」

大学職員 石井涼子(24)

死んだ猫も復活するのかぁ。うちの死んだ犬も復活するかな。足の長さとか鼻の長さとか違ってもいい。うちの犬のDNAが少しでも入ってるんだったら、作ってみたい。と、倫理的にはいけないと思いつつも、もう一度会いたい衝動に駆られている、ペット依存症。

「止めるならここなの?」

大学院生 服部圭介(26)

動物に関しては今までも、品種改良だの動物実験だの食用の為の薬物投与だのと無茶苦茶やってるんだから、クローン技術だからと言って、今さら権利だの倫理だの声を荒げるのも変な気がします。でもどこかで歯止めをかけるとしたら、、ここなのかなぁ。

「ここまできたのか!」
フリー調査業(弁護士補助) 田中教之(27)
「クローンだから殺してもかまわない」といった発想が出てきそうで生き物に対する倫理観が大きく変わりそうです。予想できない生や死があるから、生き物を大事に扱うことができると思うんです。死んでも生き返るのであれば、扱いもひどくなります。

 

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